関ジャニ∞は、１０月１２日に今年２枚目のシングルとなる『パノラマ』をリリースする。この曲は、フジテレビ系新アニメ『モンスターハンターストーリーズ ＲＩＤＥ ＯＮ』の主題歌に起用され、カップリングソング『ｂａｃｋｇｒｏｕｎｄ』はオロナミンＣのＣＭソングに使われている。また、通常盤に収録されている『王様クリニックｂｙＴＡＫＡＴＳＵ-ＫＩＮＧ』は、村上信五によるラッパーキャラのために、あの久保田利伸が作詞、作曲、プロデュースまで手がけた夢のような１曲である。
テレビでの関ジャニは、明るく楽しいお祭りユニット的なイメージが強い。しかし、メンバーの大半はキャリア２０年選手で、みな芸達者だ。演じることも踊ることも経験豊富で、十分な実績がある。錦戸亮は、メンバーの中でも特に映画の主演が多い。２０１０年の『ちょんまげぷりん』を皮切りに、１３年の『県庁おもてなし課』、１４年の『抱きしめたい-真実の物語-』で主演。関ジャニとしては１２年の『エイトレンジャー』、１４年の『エイトレンジャー２』に出演している。
錦戸と共演し、彼の人となりに触れたのは、『抱きしめたい』で共演した上地雄輔だ。同作は、半身マヒと記憶障害を抱えて車椅子生活を送る女性と、平凡なタクシードライバーの恋愛と結婚生活を描いた、実話に基づく物語である。錦戸はタクシードライバー役、上地はその同僚を演じた。
撮影は北海道で行われ、上地は出演シーンが少なかったため、錦戸より先にクランクアップ。北海道で１泊し、翌朝は別の仕事があったため、早朝に宿泊先を出発しなければならなかった。出発の朝、眠い目をこすりながらフロントに行くと、そこには錦戸の姿が。なんと自分の主演作に参加してくれたお礼を言うために、上地より早く起床して、待っていたというのだ。
「ありがとうございました。気をつけて帰ってください」と言う錦戸に、上地は絶句。なんてデキる子だと、ひたすら感心したという。
イケメンで男っぽいイメージだが、実はシャイな性格の錦戸。共演者への心配りもできるとあれば、アイドルとしてだけでなく、俳優としても引っ張りダコになる理由も分かる。今後のさらなる活躍に期待したい。
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