今回は、ボートレースの勝敗を左右する3つのテーマを検証。まずは、ボートレース独特の「フライングスタート方式」について。レーサーたちはいったい、どのようにして好スタートを可能にしているのだろうか? 実験に参加したのは、原田幸哉選手、岩瀬裕亮選手、佐藤博亮選手、池田浩二選手、三浦洋次朗選手、柳沢一選手の6人だ。
SG(スペシャルグレード)3勝を誇る原田選手は、スタートについて次のように語る。「ポイントとなるのはタイミングというより、スピードの乗りですかね。いいダッシュを乗せていけるかどうかです」
いっぽう、池田選手(SG9勝)は「思い切りですね。0.10あたりを目指してバシッといきますよ」と、自信を持って攻めることを心がけているという。
0.01秒が明暗を分けるシビアな世界、ボートレースのスタート。その高度な技術は、レーサーたちそれぞれの経験と感覚で成立しているのだ。
続いては、猛スピードに大きな影響を与えるという「負荷重量」。この重量が重ければ重いほど、加速も遅く、ターンも横に流れてしまうのである。直線のスピード、スタート、旋回などにおいて、非常に大事な要素であることが分かった。
そして、3つ目のテーマが「技が決まる瞬間」。逃げ、差し、マクリ、マクリ差し……。これらの技を決めるための判断力は、ボートレースの魅力の大きな源だった。
これから年末にかけて、SG「福岡ボートレースダービー」(10月25〜30日に開催)をはじめ、好レースの数々が繰り広げられていく。この動画を見て、舟券攻略に役立てていきたいところだ。
《ボートレース公式サイト》
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