清原和博に佐村河内守、あの事件の主役たちの現在とはの画像
清原和博に佐村河内守、あの事件の主役たちの現在とはの画像

 疑惑の作曲家、タレント女医、元巨人軍の4番打者といった、かつて世間を騒がせた事件の主役たち。それぞれの分野で活躍を見せていただけに、彼らが今どうしているのか、気になるところだ。そこで人生を一変させてしまった、彼らの事件のその後を追った。

 まず初めは、耳が聞こえない作曲家として注目を集めたものの、ゴーストライター騒動で非難を浴びてしまった佐村河内守(53)。表舞台からしばらく姿を消していたが、先日その名が再び、メディアで取り沙汰されることになった。なんと、楽曲使用料が分配されていないとして、日本音楽著作権協会(JASRAC)に約700万円の支払いを求め、訴訟を起こしたのだ。訴状によると、JASRACは2014年末、佐村河内から委託を受けた103曲の著作権管理契約を解除したが、ゴーストライター問題が発覚してから契約解除までの楽曲使用料が未払いのままだという。10月6日に開かれた第1回の口頭弁論で、JASRAC側が作曲家である新垣隆(46)の証人出廷を申請したことから、佐村河内と新垣がそろって出廷する可能性も出てきたが、売れっ子になった新垣にとって、もはや佐村河内とは関わりたくない、というのが本音ではないだろうか。

 自らが経営する美容クリニックで診療を繰り返し行ったかのように偽り、診療報酬を水増し請求したとして、2016年3月に詐欺罪で逮捕されたのが、バラエティ番組などに出演していた医師の脇坂英理子(年齢非公表)だ。7月12日に東京地裁で、懲役3年、執行猶予4年が言い渡され、そのまま刑が確定した。実刑は免れたものの、彼女を待ち受けるのは“いばらの道”だと見られている。というのも、2016年9月30日に厚生労働省から業務停止3年の行政処分を下され、当面は医師として活動ができなくなってしまったからだ。以前はホストクラブに毎晩通うような派手な生活をしていたようだが、これからは難しくなりそうだ。

 事件といえば、2016年2月に薬物の所持で現行犯逮捕された元プロ野球選手の清原和博(49)も忘れてはならない。一審で言い渡された懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決が確定した清原だったが、その後の消息はまったく明らかになっていなかった。だが、2016年9月に写真週刊誌『FRIDAY』(講談社)が宮古島でバカンスを楽しむ清原の姿をスクープ。遊び仲間と一緒に訪れた滞在先では、ビーチで遊んだり、高級レストランで食事を楽しんだりするなど、その生活ぶりは逮捕前とあまり変わっていなかったようだ。

 事件を契機にフェードアウトしてしまった有名人たち。騒動は過ぎても、以前のように活躍することは、もうないのだろう。

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