岩崎宏美「宇多田ヒカルに救われた」闘病していた過去を告白の画像
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 歌手の岩崎宏美(58)が、11月19日に放送された『サワコの朝』(TBS系)に出演。司会の阿川佐和子(63)とトークを繰り広げた。岩崎といえば16歳でデビューし、セカンドシングル『ロマンス』で新人賞を受賞するなど、数々の賞を総なめ。23歳のときに発売した『聖母たちのララバイ』が130万枚の大ヒットを記録するなど素晴らしいキャリアの持ち主で、去年デビュー40周年を迎えたベテランだ。

 岩崎はデビュー直後、『花の中三トリオ』の後ろ姿を見ていたといい、同い年だがデビューの時期は3年先輩だった山口百恵(57)との秘話を披露。岩崎が山口の大人っぽさに憧れ、“アイラインの引き方がステキだ”と褒めたら、山口が岩崎にもメイクを施してくれたと明かし「“宏美ちゃんにも引いてあげる”って言ってね、私の目に引いてくれてたんですけど。私、今は二重なんですけど、そのとき奥二重だったみたいなんですよ。で、引いても引いても、目を開けると隠れちゃうわけ(笑)」と心温まるエピソードを語った。

 デビューしてからは3ヶ月に1度のハイペースで新曲が出るほどの売れっ子になった岩崎だったが、数ある持ち曲の中でも、『シンデレラ・ハネムーン』はコロッケ(56)がモノマネした曲として記憶に残っているといい「ちょっと休んでいる時期、つなげてくれた、みたいな」と感謝を表明。モノマネされたことに対しては「ぜんぜん嫌じゃなかったし、私は家で“あ、この人すっごい面白い人だ。野口五郎さんとか、ちあきなおみさんとか最高に面白かったから、こんど何するんだろう”って思ったら自分だった(笑)。すごい衝撃でしたよ。“うそ、私?”と思って。“これが?”と思ったんだけど、悔しいけど、ちょっと似てると思った」と笑い飛ばした。

 また、岩崎は「今、心に響く曲」として宇多田ヒカルの『花束を君に』をセレクト。「今年の8月、ちょっと喉のオペをしてるんですね。声帯に」と告白し、「レーザーの手術なんですけども、手術をする前にも、宇多田さんの『ふだんから〜』って、あの声が心地よくて。朝は絶対声が出ない私にも、あのキーの歌はなんか当時から(声が)ずっと出てたんですよ」と、この歌にとても慰められていたことを語った。オペをするギリギリの朝にも“手術が成功するかな?”と思いながら歌っており、その後無事に手術を終えた岩崎が一番初めに声に出したのもこの曲。「手術を終えた丸3日間はしゃべっちゃいけなかったんですけど、4日目の朝、あの歌を一緒に歌って。“あ、出る、なんとか頑張れるかも”って思って。すごく思い出の歌なんですね」と振り返った。

 今後の活動については「無理はしないでね、年齢も年齢ですから、のんびりとかまえて大好きな歌が少しでも長く歌えたらいいなと思ってます」とし、「一般の人ってテレビに出ないと(歌手を)辞めたと思っている人がいるんですよね。やってますからね!」と自らの健在ぶりをアピールした。

「岩崎はデビュー40周年を迎えた今なお、変わらぬ美声でファンを魅了しています。今回の喉の手術の件はファンにとっては衝撃でしょうが、無事治ったということで、まだまだ歌手として活躍してくれそうです」(音楽業界関係者)――岩崎の今後の活躍に要注目だ。

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