「ゾロ目は、オペレーション変更のサイン」 タカモト方式の生みの親である高本公夫さんは、よくそうおっしゃっていた。1987年に有馬記念で(4)-(4)のゾロ目が出たあと、翌年を皮切りに有馬記念で6年も続けて1番人気馬が負けたことなどは、その実例として有名。

 実は、高松宮記念では、2013年に(6)-(6)のゾロ目が出ている。では、その直後の2014年から、高松宮記念でどんなオペレーション(操作、作戦)が展開しているかというと――。

 高松宮記念の「高」。これがキーワードになっているのである。まず2014年は、高木登厩舎のスノードラゴンが、直線鋭く追い込んできて2着。続く2015年は、高橋亮厩舎のトーホウアマポーラが7枠に入り、同枠のハクサンムーンが先行してよく粘り2着。そして昨年2016年は、高木登厩舎のスノードラゴンが3枠に入り、同枠のミッキーアイルが、好位から抜け出して勝っている。

 今年もキーワードは「高」とみて、要注意は、今回もまたスノードラゴン。これまで高松宮記念に2度出走して、2度とも、自身が激走したり、あるいは激走枠の目印になっている。2度あることは、3度ある。それにやっぱり、中京はドラゴン(ズ)のお膝元だもんな。

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