12月2日、サッカー日本代表の運命の抽選が行われた。その結果、来年6月開催のロシアW杯で日本は、ポーランド、コロンビア、セネガルと1次リーグ突破となる上位2位以内を争うこととなった。
■よくて3位、全敗もありうる!?
「テレビやスポーツ紙の論調はおおむね“楽観論”。前回のW杯で惨敗したコロンビア撃破は難しいものの、ポーランドとセネガルには引き分け以上で、2位以内を狙えるというものです。しかし、それは大間違い。世界のメディアや専門記者は、“よくて3位”“全敗もありうる”と日本人には耳の痛い評価ばかりです」(サッカージャーナリスト)
事実、記者やJリーグ関係者の間でも、同じような厳しい声ばかり。一方で聞こえてきたのが、日本代表を愛するがゆえの2つの改革案。ハリルジャパンの1次リーグ突破への“絶対条件”を公開しよう。
■本田圭佑、香川真司、岡崎慎司に期待!
まず、本田圭佑、香川真司、岡崎慎司の“BIG3”の復活だ。初戦のコロンビアにはハメス・ロドリゲスやファルカオ(モナコ)といった世界的スター、第2戦のセネガルにはケイタ(モナコ)とマネ(リヴァプール)といったビッグクラブの有望な若手、ポーランドには世界ナンバーワンストライカーの呼び声高いレヴァンドフスキ(バイエルン)がいる。
「彼らは警戒すべき選手ですが、逆に考えれば、日本にもこうした選手がいれば、相手に圧力をかけられるわけです。本田はミランの10番を今夏まで背負い、香川は欧州に認められた正真正銘のスター。岡崎は世界最高峰のプレミアリーグで優勝も勝ち取った選手。今秋以降、3人はコンディションを落として招集されていませんが、彼らが復活して揃い踏みすれば間違いなく大きな武器となります」(スポーツ誌記者)
■監督を交代するべし!
そして、もう一つの“まさかの策”をJ関係者が話す。「それは監督の交代です。実はハリルのやり方にはJクラブからも協会内でも不満が充満。日本人に合わない戦術、選手とクラブへの説明不足など、悪い点は挙げればキリがない」
さらに別の関係者も、「W杯出場決定後も、新しい選手や戦術も試さない。せっかく呼んでも試合に使わずに疲労だけ残してクラブに返してくる」とこき下ろし、こう明かす。
「現在の代表コーチ、手倉森誠氏は選手からの信頼が厚く、かつて指揮を執ったベガルタ仙台を優勝争いするまでに育てた人物。協会が彼への交代の機会を探っているのは公然の事実」
前回のブラジルW杯では無残に1次リーグで敗退した日本代表。改革のメスは入れられるのか。