どうしても気になってしまう芸能人のお金事情。2017年11月には、インディーズでありながらオリコン1位を獲得した、最強の地下アイドル「仮面女子」の神谷えりなが自身の収入を公開して大きな話題になった。
2017年10月にYouTubeにアップした動画を皮切りに、ユーチューバーとしても活動している神谷。アキラ100%のネタを“女がやってみた”といった動画で注目を集めていたが、11月には「本当の給料教えます。」という動画をアップした。
動画で神谷は「私のガチの給与明細を持ってきました」「給料明細見せるなんてアイドル初」「口ではいくらだよとかいうけど、こうやって明細を見せるなんてまずないから」とアピールしたが、結局手取りの部分以外にはモザイクをかけて公開。支給額合計は47万7426円だった。上京したての頃は家賃も滞納するくらいお金がなかったという神谷は、「もっともっと頑張っていきたい」「皆さんの応援あってこそ」とファンに感謝を述べた。実は、神谷以外にも月収を公開しているアイドルは少なくない。地下アイドルの仮面女子で47万円の月収なら、メジャーアイドルの月収はいくらになるのか。乃木坂46の高山一実もテレビ番組で給料事情を暴露している。
2016年に放送された『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)に出演した高山。元アイドルの家を紹介したVTRの後、「1年目とか下積み時代とかは給料は月5万だったんで、服とか買うと赤字だった」という驚きの金銭事情を明かしたが、乃木坂は月給制なので年々給料は上がっているらしい。今は満足いく給料をもらっているようで、「一生続けられる仕事じゃないので、もらえるときにもらっておこうという気持ち」と話している。
乃木坂やAKB48が躍進している一方で、そのあおりをうけて不況になってしまったアイドルもいる。グラビアアイドルの小林恵美は、2016年の『解決! ナイナイアンサー』(日本テレビ系)で厳しい懐事情を告白した。
元々給料制だったためどんなに忙しく働いても月に30万円しかもらえなかったという小林だが、レギュラーの仕事が減ってきたタイミングで歩合制に切り替えられてしまう。なんと、放送当時は月収1万8000円の生活を強いられていたとか。実は、この仕事減の背景にはAKB48のグラビア進出があるらしく、小林のVTRをスタジオで見ていた橋本マナミも「AKBさんが出てきたとき、グラビアの子はみんな仕事がなくなった」と語っている。
テレビに出まくっていなくても大金を稼いでいるのが、“プロコスプレイヤー”のえなこ。2016年に放送された『ナカイの窓』(日本テレビ系)の「オタクな人SP」に出演したえなこは、「コスプレだけで生計立ててるの?」「月どのくらい?」という質問にあっけなく「月収で100万円以上は普通に」と答えスタジオを驚かせた。
1ステージで30~40万円もらえるというえなこだが、番組内での「私くらいのレベルの方は他にいない」などの発言が「上から感がすごい」と批判を集め、放送後に炎上。本人はツイッターで「私と同じような活動頻度でやっているプロコスプレイヤーは他にいない」という意味だったと釈明している。
いまや雑誌やテレビなどを活躍の場とするグラドルやアイドルよりも、ネットやイベントを中心に活動するユーチューバーやコスプレイヤーのほうが稼げる時代なのかもしれない。