桜花賞・合格電報の文面。これはもう、「サクラサク」しかないと思うのだが、なんと、母親の名前が「サクラサク2」という馬が、今年の桜花賞に出走してくる。レッドサクヤである。この馬や、この馬が入った枠は要注かもなあ。母親の名前のなかに、サクラという言葉が刻まれた馬は、1975(昭和50)年までさかのぼってみても、桜花賞では苦戦続き。以下に、母馬名と、その産駒の桜花賞成績を列記してみよう。
- 年度 母馬名 桜花賞
- 79年 クリサクラ 5着
- 82年 ヤマニサクラ 7着
- 83年 ケンセイサクラ 21着
- 92年 グロリーサクラ 7着
- 94年 ユキノサクラ 5着
- 98年 サクラジョイナー 18着
- 05年 ミヤビサクラコ 7着
- 09年 サクラブーケ 10着
- 11年 サクラレイリ 16着
これらの同枠にいた馬が連対したことも、2度あるだけで、母馬名のなかにある「サクラ」が、激走枠の目印になっているとは言えないところがあった。
■合格電報の真打ち登場!
ところが今回は、合格電報の真打ち「サクラサク」の登場である。軽視はまさに禁物。レッドサクヤはこれまで、地元関西なら[2・1・0・0]。姉エイジアンウインズが08年のヴィクトリアMでウオッカを破った長打力のある血統。ここに狙いを絞って休養十分という点にも注目。
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