NMB48本郷柚巴の小説家への道もゆずらへんで!【第7回】の画像
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本郷柚巴の小説家への道もゆずらへんで! 
【第7回】
セリフ編 ~登場人物の掛け合いと漫才は似てる?~

いつも全力~!
 
元気!(100%)
笑顔!(100パー!)
果汁~!!(オーッ!!)
せ~の……100パー!!!!
小説家への道もゆずらへんで!(フゥー)
NMB48チームNの15歳、本郷柚巴です!

――今回はセリフについての授業。漫才の構造から学ぶ小説での会話文の書き方とは。これできっと、公演でのMC力もアップするに違いない!

=本郷柚巴 =真代屋秀晃)

真「まず会話文の説明をする前に、1冊の長編小説に登場する人物はどのくらいがちょうどいいと思いますか?」

「えええ、想像つかへん。5人とか?」

「正解です(笑)」

――小さくガッツポーズする本郷さん。

「もちろん、2人しか出てこない小説もありますし、何十人も出てくる小説もあって自由なんですが大体、主要人物は5人くらいがちょうどいいと言われています。脇役は何人出しても大丈夫です」

「5人以上、出てくるとどうなるんですか?」

「問題ないのですが、ページ数を多くしすぎないようにすると本の文字数って決まってくるじゃないですか。文庫でいえば300ページを超えると長いかなと思うんですが、そういった制約があるなかでキャラクターを増やしすぎると、それぞれのキャラの魅力を掘り下げることができなくなってしまうんですよ」

「なるほど~」

「そこで会話文なのですが、たとえばキャラAとキャラBがいたとしたら、人物の性格や言動を真逆にするんです。ちなみに漫才は好きですか?」

「……大好きです(深くうなずく)。NMB48も番組で漫才やったり、劇場版シングルに新喜劇に出させてもらったときのものが収録されていたりするんですよ。私がNMB48に入りたいと思ったきっかけの1つでもあるので、出てみたいです……」

「そこまで熱い思いが(笑)。よかったです。漫才コンビの2人って真逆じゃないですか?」

「ボケとツッコミですか?」

「それもそうですし、漫才のかけ合いは1人が真面目にしようとして、もう1人がふざけようとします。その対比構造……真逆の人間同士の、かみ合っているようでかみ合っていない絶妙なかけ合いが面白さを生んでるんですよね」

「お笑い見て笑ってるんですが、そこまで考えたことなかった……」

「簡単に真逆なキャラAとBを作って会話させるとすると、

キャラAの性格→朝は強いけど、メールの返信をしない
キャラBの性格→朝は弱いけど、メールの返信はちゃんとする

キャラB「あんたさぁ、なんでメール返さないの?」
キャラA「どの口が言う? 今日、遅刻してる人間が」

みたいな会話が作れますよね。そして、会話では衝突するけど、深い信頼関係があって、何かのものごとを一緒に目指そうとすると、すごい結束力を見せるみたいな2人だと物語が生まれます」

「おおおお。アイドルの成長物語みたいですね!」

「NMB48さんも、そういう面があるんじゃないでしょうか。とにかく、真逆の2人のかみ合ってるようでかみ合っていない会話、これを意識してください」

「分かりました! 漫才に挑戦してみようかな(笑)」

――本郷さんの漫才見てみたい……相方は誰なんだろう。というのはさておき、次回は教室を離れて資料集めのため、舞台となる都内某所へ! ズバリ「本郷柚巴、遊び……資料集めに行く!」。

写真を多数掲載予定! お楽しみに。

本郷柚巴の小説家への道もゆずらへんで

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