綾瀬はるか
綾瀬はるか

 昨年は安室奈美恵の出演でお茶の間を大いに沸かせた年末の名物番組。今年はいったいどんなサプライズが?

「いよいよ2か月を切ったことで、そろそろ出演交渉が本格化します」 芸能プロ関係者がこう話す、年末の風物詩・NHKの『紅白歌合戦』。「確定している部分はまだ少ない」(前同)というが、“みなさまのNHK”は、どんな演出と出演者を考えているのか。本誌が、その交渉現場を徹底取材した!

 まずは、一部スポーツ誌で報じられた司会者について。白組は松本潤が、紅組は綾瀬はるかが最有力と報じられているが、どうも、これが事実と異なるらしい。話すのは、芸能ジャーナリストの黒川良一氏だ。「白組は、2020年までは嵐のメンバーで回していくとの方針があるため、彼らの誰かであることは確実。今年は松本で当確でしょう。問題は、女性が綾瀬かどうかということです」

 綾瀬といえば、過去に2度も紅組司会を務めており、国民的女優として立場も確立しているため、問題ないように思えるが、「NHK内部で、綾瀬の司会者としての評価が低いんです。しかも、“台本通りすぎる”“不慣れ感がスゴい”と各事務所から小言が出ているそうです」(前同)

 さらに、冒頭の芸能プロ関係者は「綾瀬には頼めない、もう一つの事情がある」と、次のように続ける。「綾瀬にオファーをすると、“うちの和田アキ子も、なんとか出場を……”と、和田のバーターを打診されることを関係者は危惧しているんです。現場からは“2016年に、やっとの思いで落選させたのに”との声が上がっているそうで……」

 紅白に和田といえば、切っても切れない関係に思えたが、「出場していた当時は“トリにしてほしい”“リラックスできない”などと注文が多かった。落選させた際には、紅白側が“今年はなんとか……”と説得したのを逆手に取り、“今年は、ということは、来年は出してくれるんやな”と凄んだ過去があるなど、しつこくてわずらわしい一面がある」(前同)

 では、気になる紅組司会は誰が務めるのか。「現在放送中のNHK朝ドラ『まんぷく』の主演・安藤サクラを推す声が大きいそうです」(前出の黒川氏) 10月1日に放送開始されるや、21.3%など今世紀最高の視聴率を叩き出した『まんぷく』だけに、司会は順当と言えよう。

 一方で、先に触れた和田には復活の兆しもある。芸能評論家の三杉武氏が言う。「デビュー50周年記念として発売された、BOYS AND MEN研究生とのコラボ曲が、オリコン初登場2位にランクイン。発売日1週間で10万枚以上売り上げています。そして、その成功を引っさげ、紅白連動を思わせるNHKの歌番組『うたコン』にも出演。“紅白への布石か?”と業界で囁かれ始めました」

 しかし、そう語る三杉氏自身が「難しいとは思いますけどね」(前同)と言うほど、紅白の和田離れは加速しているという。

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