11月17日(日)深夜にテレビ東京系列で放送された乃木坂46の冠バラエティ番組『乃木坂工事中』で、1期生の秋元真夏が乃木坂きっての「あざとさ」を発揮した。
この日の企画は、「目指せ冠番組!乃木坂VTRクイーン決定戦!」の中編。メンバーがやりたかったコトを完全自己プロデュースでVTR作品化し、その出来栄えを競うというこの企画に今回は1期生の白石麻衣と秋元真夏、2期生の堀未央奈が挑戦をしたのだが、なかでも特にインパクトが強かったのが秋元だった。
秋元がプロデュースしたVTRは、テレビ朝日の長寿番組『秘湯ロマン』をイメージした「真夏乃湯けむり旅」。秋元本人が熱海の街や温泉を満喫する映像の雰囲気はまさに『秘湯ロマン』そのものだったのだが、このVTRが本家と違っていたのは、各所でお色気要素が採り入れられていたという点だ。
VTRでは、平和通り商店街でチーズ棒を食べているときに口元にチーズを付けたり、旅館で懐石料理を食べるシーンでうなじや口元をアップで映してたりと、秋元らしい演出が続いていく。
さらに露天風呂の入浴シーンでは、おそらテレビ画面では乃木坂46の歴史上初となるバスタオルを巻いての入浴を敢行。これにはスタジオでVTRを観ていたメンバー達も苦笑いだった。
驚くべきは、乃木坂46が「お色気系」が絶対NGとされていたなかで、秋元がこのVTRを撮影するためにわざわざ乃木坂46運営委員会委員長である今野義雄氏に直談判しに行っていたという点だ。
秋元といえば、今年9月に卒業生の桜井玲香に変わって2代目キャプテンに就任したばかりだが、そのようなポジションになっても自身のスタイルを一切変えないところにはもはや信念すら感じられる。
彼女は一流のアイドルであると同時に、「あざとさ」の追求者なのかもしれない。
(文・鎌形剛)