太田夢莉
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48グループの星たち

太田夢莉「自称“陰キャ”」がNMB48のフロントメンバーに成長した軌跡 2/3

 2019年11月30日、NMB48の太田夢莉が19歳最後の日に卒業した。NMB48の中心メンバーとしてソロコンサート、卒業コンサートまで行えるほどに成長した太田夢莉の足跡を今一度ここで振り返りたい。

■心の限界で休養

 とはいえ、心の中と現実との折り合いがなかなかつけられず、伸び悩んだりすることもあった。先入観を持って人を見たくないタイプなので、相手の性別も気にしなければ経歴も気にしない。一方で警戒心も強いため、近寄ってくる大人とうまく打ち解けるのに時間がかかってしまっていた。

 NMB48では何度もシングルの選抜メンバーに選ばれていたが、初めてAKB48『ジャーバージャ』の選抜メンバーに選ばれたと発表されてすぐに休養宣言をした。高3の冬だった。フォトエッセイによると心身のバランスが限界に達したとある。

 リフレッシュして戻ってきた第10回選抜総選挙では自己最高の23位を獲得。NMB48のフロントメンバーとして名実ともに足跡を残した。

 具体的な卒業のことは考えてはいないものの、ファンには卒業までにソロコンサートをやることが夢、卒業コンサートを大きい会場でやりたいと言っていた。

 2019年9月4日、NHKホールで行われたNMB48ライブツアー2019コンサート初日で卒業を発表。10月5日、大阪城ホールで行われた9周年コンサートでシングル『初恋至上主義』を自身初センターとして披露した。同時にソロ曲の収録、ソロコンサート、卒業コンサートが発表された。

(文・岡田隆志)
 

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