今や「お茶の間の朝の顔」となった、落語家の立川志らく(56)。「これまでも、本職の落語の他に、演劇や映画、本の執筆などでマルチな才能を見せていた志らく師匠ですが、2016年から『ひるおび!』(TBS系)のコメンテータに就いてからは、歯に衣着せぬ物言いで大注目されるように。今では同番組の前の時間帯に放送される『グッとラック!』のMCにも抜擢されています」(番組制作関係者)
そのため、平日の朝は3時間半連続でTBSの番組に出るようになった。「番組内での時事ネタに対するコメント内容はもちろんのこと、自分の弟子や、おかみさんに関するプライベートなことまで毒舌で斬りまくり、ネットを“炎上”させる売れっ子ぶりですよ(笑)」(前同)
多忙を極める志らくだが、近々、書籍(双葉社刊)を出版することに。「『志らくの食べまくら』というのが同書のタイトルで、大物芸能人との思い出を、食べ物にまつわる逸話とともに語る趣向になっているようです」(出版関係者)
この本の中で最も登場回数が多いのが、志らくの師匠に当たる「カリスマ」立川談志だ。「これまで幾度となく語られてきた談志師匠ですが、弟子の目から見た姿は新鮮でした。談志師匠は、そばの食い方が野暮ったいと怒るような“落語の権化”みたいな人でしたが、実はラーメンが大好きだったとか。旅先だと1週間、毎食ラーメンだったという珍エピソードも書かれてますが、だまされた気分です(笑)」(演芸関係者)
この本の中には、石原裕次郎・北原三枝夫妻や、歌手の二葉あき子、アイドル・柏原芳恵から、漫画家の蛭子能収まで、各界の大スターとの逸話が目白押しだが、特筆すべきは、『男はつらいよ』シリーズの山田洋次監督との交流だろう。「志らく師匠は『男はつらいよ』の大ファンで、その縁で昨年末公開の最新作にも出てるんです。“源公”こと佐藤蛾次郎が作った、知る人ぞ知る“源ちゃんカレー”のご相伴にも預かったとか」(前同)
とはいえ、最も印象深く読者の心に残るのは、18歳年下の“おかみさん”への深い愛情かもしれない。「はぐれてしまった奥さんを探して、真夜中の米国・ロサンゼルスで危険を顧みずに歩き回る場面などは、“本当に愛しているんだなぁ”と思わずにいられませんでしたよ」(同)
この3連休、家でゆっくり過ごすお伴ともにいかが?