星野源
星野源

 4月26日放送のトークバラエティ番組『ボクらの時代』(フジテレビ系)で、ミュージシャンで俳優の星野源(39)が8年前に出演したときの言葉が再放送され、多くの視聴者から称賛の声が寄せられたようだ。

 今回の放送は、“元気が出る言葉スペシャル”と題した総集編。新型コロナウイルス感染拡大のため全国に緊急事態宣言が出され、不安な日々が続く今だからこそ聞きたい、ゲストたちの名言を厳選したもの。星野が登場したのは、12年6月10日放送分で、トーク相手はバナナマン設楽統(47)とオードリー若林正恭(41)だった。

 話題が“音楽の表現”になり、設楽が「音楽って、自分を出すでしょ?」と問うと、星野は「音楽の人って“恥ずかしさ”に対して、無自覚な人が多すぎるんですよ」と言うと、その一方で、役者や芸人について「“これやったら、俺恥ずかしいわ”って思ったりするじゃないですか」と指摘した。

 続けて、星野は「でも、音楽ってなまじっか、自分の心とかをストレートに出すことを“良し”とされるっていうか。それが恥ずかしかろうが、恥ずかしくなかろうが“良いんだ”みたいな」と、音楽を表現するときの違和感について語った。

 また、星野は、高校2年生のときに劇団大人計画の舞台を見て、同劇団のワークショップに参加したとき、主宰する劇作家で俳優の松尾スズキ(57)に、一番最初に教えられたのが「恥ずかしさを学べ」ということだったと明かした。松尾は「俺たちがやっている表現って、全部恥ずかしいんだ。人前に出ることって恥ずかしいんだよ」と語り、いきなりその場でSPEEDの『BODY & SOUL』を全力で踊らせたそうで、星野は恥ずかしい思いをしたと笑いながら振り返った。

 しかし、星野は“恥ずかしさ”を音楽に当てはめると、あまりにも恥ずかしいと思っている人がいないとし、「それにずっと違和感を持っていて、自分で(彼らを)見ていて楽しくないんですよ」と胸中を明かし、自分は「絶対に“楽しくない”ところから(音楽作りを)スタートしよう」と決意したと語った。

 これを見ていた視聴者は、ツイッター上で「まだサブカルクソ野郎だった頃の源さんが出ている! 源さんの若かりしかわいさがハンパない」などと、若い頃の星野を見られて喜んでいたが、「今も昔も考えてることは同じなんだね。ブレない思いを伝えてくれるのすてきなことだなぁ」「話していることは今と変わらない。ブレていない人だ」などと、現在も当時の思いを変えずに表現していることを称賛する声が多かった。

「当時、星野は前年発売したソロ名義で2枚目のアルバム『エピソード』がオリコン5位を獲得し、知名度がアップしていた頃でした。しかし、この年の12月にくも膜下出血と診断されたため活動を休止。翌年3月に復帰したものの、6月にくも膜下出血再発が確認され、再び活動休止しています」(芸能ライター)――今では国民的アーティストです。

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