アントニオ猪木デビュー60周年「燃える闘魂」読者へのエールの画像
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 9月30日、60年前のこの日に初めてリングに上がった“燃える闘魂”アントニオ猪木氏(77)が、「デビュー60周年記念会見」を開いた。都内のホテルで行われた会見冒頭、いつも通り猪木氏は「元気ですか!!」と絶叫。だが、すぐに「あっ、(今は)大きな声出しちゃいけないのかな」と口にし、取材陣の笑いを誘った。

 他にも、菅義偉新首相へのメッセージを求められると間髪入れず、「コロナで踏んだり蹴ったり……誰にスガればいいんだろう。アイム・ソーリー」と切り返すなど、会見は終始、和やかな雰囲気に包まれた。

 今後1年間にわたり、リングデビュー60周年イヤーとしてさまざまな関連商品が発売され、催しが開かれるというが、その第1弾が、書籍『アントニオ猪木  世界闘魂秘録』(双葉社)だ。まさに9月30日当日に発売となった同書は、週刊大衆で大好評連載中の『知られざる海の向こうの“闘魂秘録”』に大幅に加筆し、まとめたもの。幼少期に渡ったブラジル成長編から、力道山との出会い、単身アメリカ修行、世界の強豪との闘い、そしてイラクでの邦人人質奪還劇など、猪木氏が世界を舞台に闘ってきた軌跡が綴られている。

 本のラストにはコロナ禍を生きる日本人へのメッセージも掲載されているが、今回、猪木氏は特別に本誌読者に向けて“元気のエール”を送ってくれた。

――コロナ禍で暗いニュースも多く、塞ぎ込んでいる人も多くいます。

「最近、青森の八甲田山で仲間が温泉宿をやっているので行くんです。八甲田山は“八甲”と書きますが、私は“八幸”と書くのは、どうですかと言うんです。それは要するに、自分が幸せと思わなければ幸せではないと思うんです。もちろん人間だから、時には悲しみにくれるときがあってもいいけど、その反対側には“幸せ”があるということを強く思って、幸せを集め、幸せを寄せるような考え方、生き方ができたらいいと思うんです」

――そのためには具体的に、どのようにすればいいでしょうか?

「まず、第一は健康であることが大事ですよね。そして、もう一つは、今、あれもしちゃけいない、これもしちゃいけないという空気感ですが、本来、人は、もっと自由に生まれてきていると思うんです。ハメを外すのはいけないけど、自分に制限を設けず、もっと自由に生きて、そして幸せを集める方法を考えるのがいいと思います。私もまだまだ前を向いて生きていきます。その姿を見て、“ああ、猪木もまだ頑張っているんだ”と思ってもらえるように、これからもメッセージを発信していこうと思っています」

 人生というリングで、“燃える闘魂”は永遠に闘い続ける――。

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