朝日奈央「NGなしアイドル」が『ゴッドタン』で涙した訳【アイドルとバラエティの現代史】

　バラエティ番組で活躍する女性タレントやアイドルの顔ぶれがまた、新しくなってきている。それは、「求められているもの」の変化なのか。彼女たちは番組でどう「扱われ」、どう「目立って」きたのか。「ポストアイドル戦国時代」を生きる彼女たちとバラエティ番組の関係性を考える！

■女性タレント名シーン・プレイバック！朝日奈央『ゴッドタン』（テレビ東京）19年９月21日

　17年４月、『ゴッドタン』で産休する松丸友紀アナの代打として、野呂佳代と共にアシスタントMCに起用されてから他局に呼ばれることが増え、特技の「目と鼻に10円玉を入れる」を披露するなど、NGなしアイドルとしての地位を確立した。

　そんな朝日奈央が19年９月21日放送の『ゴッドタン』に出演し、「ストイック暗記王」に挑戦した。朝日の暗記を邪魔する刺客として登場した眉村ちあきは、オリジナルソング『朝日のように輝きたい』を披露。

　モデルを目指した少女が『アイドリング!!!』という戦場のようなアイドル番組で、バカリズムにしごかれ、グループ卒業後は自己アピールの仕方に迷っていた。そんな時、バカリズムの言葉に救われて……といった歌詞に朝日だけでなく、劇団ひとりや矢作も涙を流した。

　何があっても朝日の原点は『アイドリング!!!』なのだ。

（ＥＸ大衆２０２０月３号「アイドルとバラエティの現代史」朝日奈央『ゴッドタン』）文●大貫真之介

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