日刊大衆TOP 社会

交通事故リスクを5割減らす「危険回避超運転術」 vol.2

[週刊大衆10月28日号]

(5)車間距離が命を救う!
繰り返しになるが、リスクを減らす、もうひとつの大原則が「車間距離を取ること」。
"何かが起きるかもしれない"と、不意の事態に対応できるよう、余裕を確保しておくわけだ。
前出の宅配便ドライバーは、同じ意味から、一時停止線を意識しているという。
「一時停止線をいい加減に考えているドライバーが多いんですが、私は必ずピタッピタッと停まります。そのおかげで、これまで何度、命拾いしたか……。住宅街では子供や自転車の飛び出しなど、ヒヤリとする場面が多いんですよ」
また、前方を走っていた車による突然のUターンにも、要注意。
「Uターン時、相手運転手は対向車線ばかりに意識がいって、後方への注意を怠りがちです。急に左に膨らむなど、不自然な動きをする車に遭遇したら、通常より長めの車間距離を取るほうが安全です」(前出・交通ジャーナリスト)

(6)タクシーに注意!
客に運転を左右されるタクシーは、どうしても不規則な動きになりがちだ。
「もちろん、安全にはいつも注意していますが、急に手を挙げるお客さんもいるし、突然"ここで停めて!"と言う乗客もいる。私も前方にタクシーが走っていたら、まず車間距離を取るようにします。事故を防ぐために、業界の暗黙のルールもあります。たとえば、追い越し車線を使って同業者を抜く際、信号3つ先までは通常の車線に戻らない。そうしないと、路上で手を挙げるお客さんの奪い合いが頻発して、大変な混乱を招きますから」(タクシー運転手)
しかし、最近はタクシー業界も厳しい状況のため、"かまし"(ルール無視を指す業界用語)も横行。この急な車線変更は当然、一般車との衝突にも繋がる。前方にタクシーが走っていたら、いつもより車間距離を長く取ってほしい。

(7)自転車族の夜の暴走に気をつけろ!
近年、急増する自転車族。交通ルール無視の"暴走"も多く、バイク以上に怖い存在になりつつある。
「対向車両の死角から飛び出して来て、しかもスピードが出ているため、気づいたときには遅いケースも。なかでも夜、それも雨の晩はなお要注意。バイクと違い自転車はライトの光が弱く、直前まで気づかないケースも多い。車道を走っていても、車両を運転している意識が皆無な人もいますから恐ろしいです」(前出・宅配便ドライバー)


(8)高速道路では誰もがスピードで"錯覚"する!
時に100キロを超すスピードで車が走る高速道路。
「高速道路では、いざというときに備えて、必ず車間距離を100メートルは取ったほうが安全でしょう。それでも、時間にすれば、わずか2~3秒ですから」(日本交通事故鑑識研究所)
前出・相川代表は、高速道路の料金所付近や渋滞時の「前方車両は視界に入っているにもかかわらず、車間距離を見誤って起こす追突事故の多さ」に注意を促す。特に、渋滞の最後尾に気づくのが遅れ、追突するケースは後を絶たない。

(9)「12月」と「昼間」に事故は多い!
前出・総合分析センターの総計によれば、事故は月別で見た場合、2、4、5月が少なく、12月が特に多くなっている。また、行き交う車が多いため、発生時刻は昼が約74%と夜に比べて圧倒的に多い(ただし、死亡事故は夜に多い)。
「12月が多いのは、新年を控え、輸送関係車、営業車などが多くなるからでしょう。またゴールデンウイーク、夏休みなど、普段、運転しない人が運転する時期も事故が多いですね。一方、昼間、特に昼食の前後の事故が多いようです。昼食"前"は空腹でイライラ、"後"は血流が胃のほうに行ってしまい、判断・注意力が鈍ってしまうためかもしれません」(相川代表)

また、俗に言う「五十日(ごとうび)」は要注意。
「5と10がつく日は企業の決済が重なる関係で、経済が活発になる。当然、道に車が増え、事故が起きるリスクが高まります」(前出・交通ジャーナリスト)

10月26日公開のvol.3に続く・・・。

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.