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安倍総理が「永遠のライバル」宣言 石破茂が沈む「ぼっちの座敷牢」

[週刊大衆10月28日号]

事実上の「公約違反」に、怒りでいっぱいの読者諸兄も少なくないはずだ――。

昨年から、自民党が掲げ続けてきた「反TPP」。
衆院選では、「聖域なき関税撤廃を前提とする限り、交渉参加に反対」と公約。7月の参院選では、「重要5項目の聖域を確保する」と、1.コメ2.麦3.乳製品4.牛肉・豚肉5.砂糖やデンプンなど甘味作物――の関税撤廃は、許さないと言っていた。

しかし、今月8日、TPP首脳会議に出席した安倍首相は「年内妥結」に向けて合意し、5項目の聖域見直しの検討を指示。これが「公約違反」と世間を騒がせているのだ。

地方選出の自民党若手議員は、こう話す「"安倍総理の決断は覆せませんでした"と言うしかない。それ以上に、TPPに反対してきた党内ベテランにはガッカリです」その筆頭が、石破茂幹事長。
去る3月、JA全中など8団体が、都内で、TPP交渉反対の集会を開催。
挨拶に立った石破氏は、「コメ、乳製品、砂糖、牛肉をはじめとする品目は必ず死守します」と語り、壇上で「頑張ろう!」とコブシを突き上げた。ところが、先頃、総理の翻意がわかるや、「聖域5項目の中の細目で検討するものがあれば検討する」と言い出した。

しかし、「石破氏にも同情の余地あり」とベテラン議員が言う。
「石破君は、自民党本部という座敷牢に入れられたも同然だね。いま、安倍内閣は"政高党低"で、政府が優位で、党は従属の関係。消費増税でも、党税調は力を発揮できなかった。石破君の得意の防衛問題も安倍首相が相談なしで進める。彼一人では、有権者への言い訳しかできないんだ」
10月初め、石破氏を支持する「無派閥連絡会」の研修会が急遽、中止になった。その理由が、「講師の米国元国家安全保障会議部長のキャンセル」だったが、これに「なんらかの圧力があった」と、永田町ではもっぱら。

昨年の総裁選では、地方票で石破氏に負けた、安倍首相。最近になって、「石破は終生のライバル」と宣言し始めたという。当分、座敷牢から出られない?

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