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反原発勢力が父子の元に結集「進次郎と福島原発」―小泉家の野望― vol.2

[週刊大衆10月28日号]

「すべては、息子を総理大臣にするため。本人に政界を牛耳りたいという願望はない。安倍首相以外の政治家がまったく存在感のない現在、進次郎氏が力を発揮できるよう地固めをしているのは間違いない。政局を読む能力に関しては当代随一、天才的な勘を働かせる元首相ですから、来るべき動乱を察知しての布石の数々が、最近の行動です」(自民党の中堅議員)

事実、安倍首相は原発再稼動を進めているが、党内は一枚岩とは言えず、小泉発言に釣られるようにして異論が噴出している。

「党の福島原発事故に関する委員長である村上誠一郎衆院議員は、安倍首相に原発再稼動に慎重な対応をするよう求めました」(前同)
ほかにも当選1~2回生議員が代替エネルギー政策の勉強界を開くなど、脱原発の気運は高まるばかり。
「小泉元首相の脱原発発言が、いま、世論を引きつけ始めているのは事実です。自民党内でも、口には出しませんが"原発はもうダメだ"と思っている人はかなりいます。本音で語らせたら半数以上にはなる」(政治評論家・板垣英憲(えいけん)氏)

こうした流れのなかで、息子の進次郎氏は父親の発言に対して、「父の思いは父の思い。私は私の職務を全うする」と、個人的な見解を表明するのは控えていた。

だが、親子の意思疎通はしっかりあるようだ。
前出の有馬氏が言う。
「進次郎氏は、いまも小泉元首相からアドバイスを受けていると聞いています。父親の政治センスや政局観を、全面的に信頼しているんでしょう」実は進次郎氏、原発に対する思いは相当強く、これまでの政治活動を見れば一目瞭然だ。

「昨年2月には自身がボスの立場にあった青年局で復興支援プロジェクト『TEAM- 11』を始め、毎月11日に被災地を訪れ、地元の声を聞いてきた。今回の復興政務官ポストは、本人の希望でもあったようです。

福島原発周辺を中心に、被災地では原発反対の声が多いですが、さまざまな賛否両論を聴取していて、どのタイミングで"脱原発"を打ち出すかを、見極めていたんでしょう」(自民党衆院議員の政策秘書)
小泉元首相が流れを作り、党内でも脱原発派が発言を始め、被災地と関わる復興政務官に就任した直後の10月7日、ついに進次郎氏が沈黙を破る。
「自民党にとって議論するチャンスであり、党が変わるキッカケになる。なし崩し的に(再稼動に)いって本当によいのか。国民は、じわじわと感じている」と、父親に呼応する発言をブチ撒けたのだった。「この発言は、マスコミが大々的に取り上げましたが、それほど小泉親子の発言は国民的関心度が高い。何度も父親が再稼動反対を唱えたあと、絶妙なタイミングでの息子の脱原発発言。まさに阿吽(あうん)の呼吸ですよ」(夕刊紙記者)

10月23日公開のvol.3に続く・・・。

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