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電気料金“不当値上げ”に被災者騙し討ち「東京電力は詐欺集団」許せん!大合唱vol.3

[週刊大衆04月16日号]

巨額の税金を受け取りながら、賠償金を出し渋る。これは、こんなところにも波及している。
「土地や住宅に関しての賠償金の支払い案が提示されましたが、震災前の時価で賠償するというんです。一見、真っ当な賠償に思えますが、福島の地価は都市部に比べて安く、まして、築年数が古い建物に住んでいた方は、賠償金はほとんど支払われない。時価で保証されても、他の地域に新たに土地を購入し、家を建てる金額には足りませんよ」(前同)

そもそも、賠償金の捻出については、東電が関連施設の売却や処分で充当すべきとの意見が根強い。
「たとえば、猪瀬直樹東京都副知事は東電の24の子会社を挙げ、“整理すれば100億円削減できる”と強調。また、石原慎太郎東京都知事が“財産を隠しておいて、(電気料金の)値上げなんて、とんでもない”というのも当然の指摘です」(全国紙・社会部記者)
東電は都心の一等地に不動産を多数所有しており、それを売却するだけでも莫大な金額になる。
「2010年に取得した、田町駅から徒歩10分のところにある港区立三田中学校の仮校舎跡地は、付近に高層ビルが立地するなど、再開発に最適な場所で、専門家の資産査定では、価値は約283億円です」(前出・経済部記者)
東電は、このような資産を東京周辺に多数所有しており、その資産合計金額は1400億円にのぼるという試算も出ている。
「東電がまず、やるべきなのは、こういった余計な資産の売却です。一部の資産の売却は進んでいるようですが、まだまだ甘い。そんな状態で電気料金の値上げ、賠償支援の要請をするのは、傲慢そのものです」(前出・民放記者)

福島原発事故後、東電の記者会見に出続け、フリージャーナリストの木野龍逸氏とともに『検証福島原発事故・記者会見東電・政府は何を隠したのか』(岩波書店刊)を執筆した日隅一雄弁護士も、東電の企業体質を厳しく批判する。
「傲慢な態度の背景には、電気を人質に取っていることと、豊富な資金で官僚を牛耳ってきた過去があり、政府よりも立場が上だという意識があるからでしょう。本音では、“こんな大地震が自分の任期中に来るなんて、運が悪い”としか思っていない幹部もいるのではないでしょうか」

東電に染みついた驕り体質に変化が表われる日は、はたして来るのだろうか?

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