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自衛隊は歯止めを失っている 肝心の防衛相、総理は無関心 vol2

[週刊大衆04月30日号]

中央の政治が崩壊しているから、大阪の橋下徹市長に注目が集まる一方だ。
ところが、その橋下さん、大阪市が関西電力の筆頭株主であることをタテに「関電の原発全廃」を迫り、それだけならともかく、なんと返す刀で、大阪市民、大阪府民に「計画停電を受け入れよ」と迫っている。

計画停電というやつ、昨年に東電が実施して大混乱になった。
どんなに告知しても、自分の住まいの停電時間を知らないままの住民は出るし、自分が、これから自転車で通る交差点の停電時間を正確に知ることなど不可能だから、信号の消えた交差点で事故死する人が実際に出た。
同じことは再び起こるだろう。
また企業は、大阪を支えるハイテク中小企業を中心に、いつ停電があるとも知れない大阪を去るだろう。

事故を起こした東電の福島第一原発は、津波の高い太平洋に面し、原子炉は天災に弱い「沸騰水型」(BWR)、しかも欠陥炉で有名な「マークⅠ」(米国製)。
一方、関電の原発は、津波が高くなりにくい日本海側で、原子炉は比較的安全度の高い「加圧水型」(PWR)の日本製だ。
それでも、もちろん巨大地震に耐える改善をしなければならないが、フクシマ級の事故がいまにも起きるとか、そんな現状ではない。
それなのに大阪の庶民は、市民生活の安全や利便を犠牲にし、企業が大阪から出て行って失業が増えることにも耐え、原発全廃を優先せねばならないのか。
少なくとも、こんな極論を市長がいえば、異論の一つぐらい出るのが普通だ。

しかし、市が「特別顧問」「特別参与」として高給(1日あたり最高5万5000円)で雇っている50人もの「有識者」は賛美するだけ。
これまで橋下支持を表明してきたエコノミストの池田信夫さんは、その人気ブログで、「橋下市長の君側の奸」として、元経産官僚の古賀茂明、自然エネルギー礼賛で知られる飯田哲也の両氏を「橋下氏に迎合する怪しい取り巻き」と非難し、そうした取り巻きを重用する橋下さんを「原発問題で馬脚を現わした」と批判している。

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