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第19回 日本酒で日本復興の兆し…マーケットは世界に拡大中

2014-08-25

経済ジャーナリスト 須田慎一郎が徹底予想!

世界的な「スシ・ブーム」に引っ張られる形で、世界各国で日本食人気に大きく火が付きつつある。

そして、そうした日本食人気に連動する形で、海外で日本酒に注目が集まってきているのだ。去年、日本酒の輸出額は初めて100億円の大台を突破するなど、年々大きく増加傾向にあるようだ。

そうした海外での日本酒人気を、筆者も直接目にしたことがある。

場所は、アメリカ・ニューヨーク、マンハッタンの日本食レストラン。スシを注文した金髪、ブルーアイのニューヨーカーが食前酒として飲んでいたのが、「サケ・マティーニ」なるカクテルだった。残念ながら筆者は、いまだ、このカクテルを飲んだことはないが、どうやら見たところジンの代わりに日本酒をベースにしたマティーニのようだ。

こうした状況から考えても、米国においては、日本酒はしっかりと根付きつつあると見ていいだろう。

なぜ、外国人が日本酒に注目するようになったのかというと、まず日本酒に対して、ヘルシーなイメージがあるからだ。あるアメリカ人に言わせると、
「サケは、アルコール度数も低く、コメから作られているため、極めてヘルシーな飲料だ」
とのこと。

鮨や日本食に対して外国人が持つヘルシーなイメージが、日本酒に対してもオーバーラップしていることは間違いない。

つまり、日本酒にとっての最大のセールスポイントは、そうした「ヘルシーさ」なのだ。

加えて、外国人はあまり意識していないかもしれないが、鮨や日本食に味覚的に最も合うアルコール飲料は、やはり何といっても日本酒なのである。フランス料理やイタリア料理にはワインが最も合うように、サシミやテンプラにはやはり日本酒だ。

今後、外国人の家庭に、多少のアレンジはあるにせよ、日本食が取り入れられていったならば、日本酒の輸出額も右肩上がりになっていくだろう。

どうやら日本酒マーケットは、拡大していきそうな気配が濃厚だ。


須田慎一郎(すだ しんいちろう) プロフィール
1961年、東京生まれ
経済ジャーナリスト。日本大学経済学部卒。経済紙の記者を経て、フリー・ジャーナリストに。「夕刊フジ」「週刊ポスト」「週刊新潮」などで執筆活動を続ける傍ら、テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」、読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」、テレビ大阪「たかじん NO マネー」、ニッポン放送「あさラジ」他、テレビ、ラジオの報道番組等で活躍中。 また、平成19年から24年まで、内閣府、多重債務者対策本部有識者会議委員を務める。政界、官界、財界での豊富な人脈を基に、数々のスクープを連発している。

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