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安倍首相もタジタジ…公明党 山口代表ツッパリ護憲運動

[週刊大衆10月21日号]

「最近、公明党がまともな政党に見えてきた。あまりにも性急にコトを進める安倍政権に対して、政権与党の立場からブレーキをかけてほしい。頑張れ、公明党だな」
永田町では、こんな声がよく聞かれる。
景気回復と高支持率の余勢を駆って、安倍首相が急速にタカ派路線を走り始めたからだ。
「消費増税に注目が集まっていますが、その水面下で着々と動いています。臨時国会での特定秘密保護法の制定をはじめ、集団的自衛権の見直し、さらには国家安全保障会議(日本版NSC)の創設と、矢継ぎ早に米国との連携を深め、中国との対立を鮮明にする方向にカジを切っています」(ベテラン政治記者)

これに対して、公明党の山口那津男代表は、終始、慎重である。
「集団的自衛権の行使容認や、特定秘密保護法案に関して、国民の理解を得ながら慎重に議論する必要がある」
「政府が長い間採ってきた憲法解釈を自ら否定するのは政府への信頼を弱める」といった具合なのだ。

公明党の中堅議員が言う。
「党内のかなりの議員は"集団的自衛権の容認はやむを得ない"と思っていますが、山口代表は違う。弁護士だからでしょうか、コテコテの護憲派で、本音では憲法は一行も変えるべきではない、と思っているようなんです」
そんな山口代表の意を受けたのか、佐藤茂樹・公明党政調会長代理は、テレビ番組で、「集団的自衛権の行使容認は、憲法改正の手続きを経て、国民投票に問うのが王道」と語り、山口氏も「集団的自衛権の容認は、与党連立に関わる課題」と発言。
揺さぶりをかけた。

「安倍首相サイドも、公明党にやたらと気を使い始めました。これまでは、"公明党がグズグズ言うなら、日本維新の会と組む選択肢もある"などとブラフをかけてきましたが、肝心の維新が堺市長選挙で失速し始めて、"維新カード"が使えなくなってしまったからです」(前出・ベテラン政治記者)

ここにきて、安倍さんは、「公明党とは風雪に耐えてきた信頼関係」とまで持ち上げ始めたが、公明党はどこまで突っ張れるのか。
野党が押しなべてヘナチョコなだけに、「頼りになるのは公明党」と、妙な期待が集まっているのだ。

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