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2020年 東京五輪をめぐって勃発!!「世界コンドーム戦争」最前線 vol.1

[週刊大衆10月21日号]

マドリードとイスタンブール、そして東京。

3都市は、2020年の五輪招致を争ったライバルだが、「次は、日本と中国とイギリスでしょう。五輪招致レース同様"三つ巴の戦い"になるのでは?」『世界の女とセックス』などの著書を持つルポライターの由良橋勢(ゆらはしいきお)氏がこう分析するのは、"東京五輪コンドーム招致"のことだ。

いったい、どういうことか?
「五輪の選手村で配るコンドームのことですよ。昨年のロンドン五輪では参加者1万500人に対して、史上最多の15万個が配布されています。しかも、わずか5日間で品薄になったほど。とにかく選手村ではコンドームは必需品なんです」(スポーツ紙記者)

事実、米国サッカー女子代表で"美人ゴールキーパー"として有名なホープ・ソロ選手は、アメリカのスポーツ雑誌『ESPN』でこんな仰天発言をしている。
「驚いたわ。選手たちはオープンな場所でヤッているのよ。芝生の上とか建物の陰でもヤッているの。規律なんてない。選手村は世界一ふしだらな場所よ!」

こうしたセックス三昧の選手村事情もあり、国際オリンピック委員会は、望まぬ妊娠や性感染症の防止のため、コンドームの無料配布を決めているのだ。
当然、東京五輪でも、大量のコンドームが必要となるはず。
そして、そこで配布されれば、結果的に全世界的な宣伝にもなる。
これはコンドームメーカーにとって、大きなビジネスチャンスだ。

現在、世界最薄0・02ミリのコンドーム『サガミオリジナル002』を製造販売している相模ゴム工業の担当者もこう意気込みを語る。
「正直、日本のコンドームの技術はズバ抜けていますよ。なぜなら海外では、夫婦や恋人間ではピルを使用することが多く、コンドームを使うのはビジネスセックスや不特定多数の異性を相手にする方が中心なんです。使用頻度が低いため、コンドームの技術開発が遅れているんです。だからこそ五輪は、メーカーの努力によって生み出された薄くて強度のある日本製コンドームを、さまざまな国にアピールできる大チャンスなんですよ!」
おおっ!五輪招致レースのときも東京がアピールしたのは、「安全・安心・確実な五輪」。
コンドームも同様に、抜群の技術力で、安全かつ快適な性行為をお手伝いする、ということになるだろう。

だが、決して油断はできない。
グローバルな宣伝効果を期待し、当然、他国も名乗りを上げてくる。
その一つが中国。実はこの国、世界一のコンドーム消費大国なのだ。
「全世界でのコンドームの年間総消費量は58億個といわれています。その中で、中国はダントツトップの約11億個を占めているんです」(前出・由良橋氏)

かつての"一人っ子政策"の影響や、単純に人口の多さもあり、コンドームを使いまくっているのだ。
「中国では最近、集中豪雨が多発しているんですが被災地でコンドームがバカ売れ。家にこもってセックスしているのかと思いきや、なんと、"靴にコンドームを被せたら水が染みない"などと、性行為以外の利用法も編み出しています」(夕刊紙記者)

それだけ強度もあるということか。そして、厚さはアピールポイントでもある。
「日本と海外ではコンドームに対する考え方が違うんです。日本人は避妊目的なので、薄さを求めて快楽を追求します。対して欧米は性病予防でコンドームを使う。だから、日本製の薄いコンドームだと破れるんじゃないか、という不安を持つんです」(由良橋氏)

そうなると、外国人選手は日本製を怖くて使えないのか……!?
だが、ライバル中国は、すでに大きなミスを犯していたのだ。
「今年4月、アフリカのガーナで中国製のコンドーム1億2000万個が回収される騒動が起きました。当局が検査したところ、多数の穴が見つかり、簡単に破れることが判明したんです」(フリーライター)

なんたる失態。
これは、第1回投票で早々に落選したマドリードを思わせるではないか。
そうなると、日本とともに、もう一つの候補に挙がっているイギリスとの"決戦投票"になりそうだ。
「イギリスは油断なりませんよ。あそこはコンドーム発祥の国。有名なコンドーム『デュレックス』は22%という世界一のシェアを誇っています」(由良橋氏)

それだけではない。
現在、イギリスでは、『They Fit』なるコンドームが爆発的にヒットしている。
「これは95種類に及ぶサイズ展開で、7~22センチのサイズがあるんです。つまり、どんなペニスにも対応できる。さまざまな外国人がやって来る選手村で喜ばれることは間違いないですね」(前出・フリーライター)

確かにこれは強敵だ。
特にサイズの問題は"盲点"だった……。
だが、前出の相模ゴムの担当者は自信たっぷりにプレゼンテーションをしてくれた。
「コンドームは伸縮性があるので、さほどサイズに差がないんです。当社では日本で扱っているコンドームは長さ170ミリ、直径36ミリで、海外向けは長さ190ミリ、直径38ミリ。その差はわずかなんです。これで十分対応できているので、何ひとつ問題はないんです」
これぞ招致委員の心を掴む、確固たるデータに基づいた論理的なプレゼンだ。

10月17日公開のvol.2に続く・・・。

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