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江角マキコは落書きの極意を後楽園ホールで学ぶべし

2014-08-30

プチ鹿島の連載コラム 「すべてのニュースはプロレスである」

「おや?」

私は「オヤジジャーナル」ウオッチのために朝日新聞を購読しているのだが、ひとつの楽しみが週刊誌の広告を眺めることである。その週の流れがなんとなく楽しめる。

しかし今週木曜日は週刊文春と週刊新潮の広告が朝日新聞に載っていなかった。「おや?」と思ったがすぐにピンときた。「たぶん朝日にとってイヤな記事が載っているのだろう」と。過去にも何回かあった。ツイッターを見てみると朝日が文春の広告を拒否したとすでに話題だった。

私は思うのだが広告拒否は「逆宣伝」にならないか?むしろ人々は文春を読みたくて仕方ない気持ちにならないか?それが証拠に私はワクワクしながらコンビニへ走った。野次馬!

そして遂に文春を手に入れた。そこには朝日と文春が揉めている当該記事とは別に衝撃的な見出しがあったのである。

『江角マキコに「バカ息子」と落書きされた長嶋一茂邸』

なんだこれは!何がどうなっているのか。思わずウキウキしてしまいました。登場人物が絶妙にどうでもよくて素晴らしい。

週刊文春(2014年9月4日号)によると江角マキコと長嶋一茂は家族ぐるみの付き合いをしていたが、小学校入学直前に関係が悪化。一昨年末、江角が元マネージャーに依頼して一茂邸の壁などに「バカ息子」「アホ」とスプレーで落書きさせたという。

「長嶋一茂はセコムに入っていなかったのか?」「セコムは落書き防止には有効なのか?」という論議はこの際脇に置く。私が思いしのびたいのは、江角マキコの「業」についてである。

近年バラエティでも大活躍する江角だが、自らブログで「ママ友いじめ」を蒸し返し、その結果反撃にあっていたのがここ最近。今回も「反江角派」の仕掛けかもしれないが、いらぬ種を自分からまいたことは確かである。好調な最近だったからこそ、ブログの告白も世論の支持を得て「イケる」と思ったのか?その判断は失敗して一昨年の「落書き」まで暴露されてしまった。

江角には後楽園ホールに行くことをすすめたい。後楽園ホールは東京ドーム隣の青いビル5階にあるのだが、階段の壁にはびっしりとプロレスファンの「落書き」が書かれているのだ。それが壮観。もちろん「バカ」「アホ」級の落書きもあるが、プロレスファンの心の叫びやウィツトに富んだ落書きがたくさんある。

それを見ながら階段を上るのも下るものファンの楽しみなのだ。

江角マキコは後楽園ホールの階段へ直行せよ。落書きの極意を学んでほしい。そして次はもう少しトンチが効いた落書きを指示してほしい。


プチ鹿島
PROFILE
1970年5月23日生まれ。お笑い芸人。オフィス北野所属。時事ネタを得意とする芸風で、新聞、雑誌などにコラムを多数寄稿。ラジオ番組「東京ポッド許可局」(TBSラジオ)、「荒川強啓のデイキャッチ」(TBSラジオ)、「キックス」(YBS山梨放送)ほか、TVや映画など多方面で活躍中。





「教養としてのプロレス」(プチ鹿島/双葉社)
2014年8月7日発売 新書判304ページ





今もっとも注目すべき文系芸人・プチ鹿島氏による初の新書が双葉社より発売! 「どの週刊誌よりも売れていた」という90年代黄金期の週刊プロレスや、伝説の編集者・井上義啓氏の週刊ファイトなどの“活字プロレス”を存分に浴びた著者による、“プロレス脳”を開花させるための超実践的思想書。 「半信半疑力を鍛える」「グレーゾーンを許容する」「差別に自覚的になる」等々、著者が30年以上に及ぶプロレス観戦から学びとった人生を歩むための“教養”を、余すところなく披瀝。すべての自己啓発本やビジネス書は、本書を前に、マットに沈むこと必死!

ブログ:http://orenobaka.com/
ツイッター:@pkashima

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