日刊大衆TOP 社会

あなたの親も狙われている!警告リポート 被災地、介護家庭を喰い物にする「住宅リフォーム詐欺」悪ラツ手口公開 vol.1

[週刊大衆10月14日号]

昨今の天変地異を喰い物にするのが、この「住宅リフォーム詐欺業者」だ。

「先般、竜巻被害のあった埼玉、千葉両県では、ボッタクリ業者が全国から集まって、旨味を吸い尽くそうと半壊した家屋を訪問。なりふり構わぬ銭ゲバぶりに地元の警察署も"災害に便乗した悪質商法にご注意を"と異例の呼びかけを行いました」(地元紙記者)

総務省が「敬老の日」を前に発表した推計では、現在、日本国内の65歳以上は4人に1人で、過去最高の3186万人。超高齢化社会の到来で、「バリアフリー」へのリフォームも我々にとって他人事ではない。でも、だからこそ、一度に詐取できる額も大きいと悪徳リフォーム業者たちはペテン行為をやめる様子もない。その数、年間およそ3万件。

「住宅リフォーム詐欺」の実態に迫った。

「近所で工事をしていたんですが、お宅の屋根が傷んでいるのが目に入って……無料で点検しますよ」と、言葉巧みに歩み寄り、「すぐ対策しないと、大変なことになる!」と、脅し文句を弄して、契約へこぎつけ、莫大な金額を請求する典型的なリフォーム詐欺の手口だ。

「相変わらず、年を追って上昇傾向にある住宅リフォーム工事のトラブル件数ですが、そのうち半分は訪問販売によるもの。客の多くが店舗を自ら訪れて契約を結ぶことを考えると、訪販業者が面倒を引き起こす確率は、驚くほど高いんです」(住宅ジャーナリスト)

なぜ住民は引っかかり、カモになってしまうのか。

手練手管を弄してカネ儲けに走る、リフォーム業者の悪ラツ手口を見てみよう。

呉服販売から転じ、2年前まで悪徳リフォーム会社に営業職として所属していたA氏(20代後半)が言う。
「平日に住宅街を流して目安をつけ、家庭の決裁権を持つご主人が在宅確率が高い土・日に勝負をかける。たとえば、庭に自転車があったり、声が聞こえたりする子持ちの家庭はパス。カネがかかって、シブチン傾向だからね。一方、夫婦だけの暮らしで、クラウンや3ナンバーなど、ちょっといい車を持っていたり、庭木をキレイに手入れしている家は、経済的な余裕もある。見栄もタップリあるから狙い目……といったふうにね」

玄関に「白アリ駆除」のシールが貼ってある、屋根に「太陽光パネル」があるのも、引っかかりやすいカモの印だという。「訪問セールスお断り」「監視カメラ作動中」の標示のある家は用心深そうだが、「家人が気の弱い証拠」で、逆にターゲットになり得るという。

洞察力を駆使し、獲物を定めるわけだ。「家に上がり込むセリフはどうとでもなります。たとえば、"来月から近くで(リフォーム)工事をやるので挨拶に来ました"と。家人は"挨拶回り"と勘違いし、安心してドアを開けてくれる。それどころか、"タオルの1本ももらえる"なんて期待している家もある(笑)。そもそも、工事をやるなんて嘘なのにね」(同)

上がり込みさえすれば、「5割以上の確率で契約を取った」とA氏は豪語する。
「簡単ですよ。"この地域のモデル施行物件になってもらえませんか!?""ただいまキャンペーン中です"と、お得さを売りにする。1~2割じゃ弱いから、3 ~4割引きで。もちろん、全部デマカセですが"キャンペーンは本日限り"という理屈で押し通せば、余裕でイケるんです」(A氏)
"お得"も強いが"タダ"はもっと強い。生保に勤めた経験を持ち、金融関係に強い元幹部のB氏(40代)が勧めてきたという手法はもはや詐欺だろう。

「なんのことはない。"火災保険を使えば、タダですよ"と持ちかけるんです。たとえば、風害でアンテナが折れたことにして、保険金を申請する。あるいは、住宅ローンを支払い中なら、"もっとローン利率の低い金融機関を紹介しましょう"と言い、うまくカネを抜き取るんです」

10月8日公開のvol.2に続く・・・。

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.