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自信満々の安倍総理だが国民は不安で一杯!ウソかホントか!?汚染水問題から廃炉まで…本当にできるのか!?福島第一原発「コントロール工程表」徹底検証 vol.1

[週刊大衆10月14日号]

上半身には鉛の板を入れ、マスクはより密閉性の高いものを装着、そして胸には『安部』の名札……。
9月19日、福島第一原発(通称・フクイチ)へ視察に訪れた安倍晋三首相は、アニメに登場するフルアーマーロボットのような防護服に身を包んでいた。
「ふざけてるのか、と思いたくなるような視察ですよ。首相の名前を間違える東電の管理体制もあり得ないし、あんな厳重装備で視察する安倍さんも不安を煽るだけです」(夕刊紙記者)

さらに、視察後に安倍首相は、東電の広瀬直己社長に突然ともいえる5、6号機(現在、冷温停止状態)の廃炉を要請。これが物議を醸している。

政府は、地元民からの強い陳情があったためとしているが、これには裏の目的があるようなのだ。政治評論家の本澤二郎氏はこう言う。
「安倍首相は、海外へ積極的に日本の原発を売り込むセールスマン。そのため、脱原発に消極的と見られています。おまけにIOCの総会では嘘で塗り固め、五輪を東京に誘致しました。それらの批判をかわすために、いわばカッコをつけたいわけですよ」

ご承知のとおり安倍首相は、海への流出が続く汚染水問題について「コントロールされている」と、IOC総会という公式の場で安全を宣言した。
ところが、すぐさま東電の技術顧問が安倍発言を否定したことで、嘘が露呈している。

"嘘つき"扱いされた安倍首相の威信回復が、廃炉宣言の主たる狙いというわけだが、どうやらそれだけではなさそうだ。
「5、6号機は安全だとはいえ、今後、再稼働することはあり得ません。つまり、いずれ廃炉にするしかなく、問題は1800億円という廃炉費用でした。政府は今年度中に会計制度を変更し、廃炉決定後に、その費用を電気料金に上乗せできるようにします。つまり、問題の1800億円も、国民負担にできるようになります」(野党関係者)

これこそが、廃炉宣言した真の狙いだというのだ。
「そこが安倍首相のズル賢いところ。20年の東京五輪を無事開催するという大義名分を掲げ、電気料金の値上げのほか、今後、汚染水対策などに、どんどん国費を投入していくことになるでしょう」(前出・本澤氏)

それを示唆するかのように、視察後の9月22日、テレビ番組に出演した安倍首相は、「世界に約束した以上、財政的にバックアップするのは国の責任」と、積極的に国費を投入する方針を示している。

確かに原発問題の1日も早い解決は、国民全員が望んでいるところだろう。そのための負担というなら我慢もするが、はたして政府の言うことを真に受けてよいものなのか。
「たとえば除染の進行状況を見ればわかるように、政府発表は当てになりません。政府は、フクイチ周辺の11市町村の除染作業を今年度中に終わらせると言い続けてきました。それが結局、当初の工程表は見直されることになり、新工程表は、いまだに発表されず避難民は憤っています」(地方紙記者)

比較的予測がつきそうな除染作業ですら、この調子。
不確定要素の多い汚染水問題や廃炉は、本当に実現するのだろうか。

緊急の課題である汚染水問題は、どうか。
「汚染水問題とひと括りにされますが、3つの問題があるんです。原子炉の冷却に使って汚染された水の水漏れ、原子炉建屋内に流入する地下水の汚染、それらの汚染水を貯めていたタンクからの水漏れです」(反原発団体関係者)

これらの問題に対して、政府は15年度末までの完全浄化を発表している。
その対策の柱は2つ。

「ひとつは、毎日400トンのペースで増え続ける汚染水を処理するための、放射能除去装置ALPSの本格稼働。もうひとつは、汚染水発生の元である地下水流入を防ぐための凍土遮水壁の設置です」(前同)

だが、どちらも問題含みなようだ。

「ALPSは3月に試験運転を始めた際、処理槽に穴が開くなどのトラブルが発生しています。東電は、再発防止ができたとして稼働するようですが、今後、数年間フル稼働が予定されています。それで、事故が起こらないと言い切れるのか……」(同)

一方の凍土遮水壁は大手ゼネコンの鹿島が提案するもので、土中に"凍土の壁"を設置して汚染水の流出を防ごうというものだが、「計画は全長1・4キロと世界最長のもので、専門家の間でも、これが想定どおり効果を発するのか、想像もつかないと言います」(同)

10月9日公開のvol.2に続く・・・。

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