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自信満々の安倍総理だが国民は不安で一杯!ウソかホントか!?汚染水問題から廃炉まで…本当にできるのか!?福島第一原発「コントロール工程表」徹底検証 vol.2

[週刊大衆10月14日号]

チェルノブイリや福島の原発事故を調査しているリチャード・マクファーソン氏も、「凍土は請負業者にとってカネのなる木だ。地下を凍らせておくだけのエネルギーは無駄になる」と、報道機関に漏らしており、とんでもないカネ食い虫になるだけで終わる可能性もあるのだ。

政府は、こうした汚染水対策に470億円を投入する方針だが、これもアバウトな見積もり。
「今後、この対策に消費税の増税分が使われる可能性も考えられます」(前出・本澤氏)

"老後の安心のためなら消費増税やむなし"と考える国民にとっても、これは看過できない事態だろう。そして、もし仮に汚染水の流出が完全に止まったとしても、各原子炉の廃炉という難題が待ち構える。
政府は今年6月、民主党政権時代にまとめた工程表を改定した。改訂版では、廃炉計画が1年半前倒しされ、ちょうど東京五輪が始まる直前の20年6月から、格納容器内に溶け落ちた核燃料の取り出しを開始することになっている。

だが、この政府の廃炉計画に、専門家は一斉に疑問の声を上げている。アメリカのスリーマイル原発事故の廃炉作業を視察している技術評論家の桜井淳氏も、その一人だ。
「スリーマイルの場合、圧力容器の底まで10メートルでしたが、それでも作業は難航したんです。それが、福島第一原発の場合、圧力容器の底までが22メートル、さらに格納容器の底までを合わせると33メートルあります」

この作業には、遠隔操作ができるロボットアームが必須で、廃炉作業の前にロボットの開発が必要だが、これが難しい。
「宇宙ステーションで使われるロボットアームでさえ、2~3メートルという範囲でしか使われていません。しかも、廃炉では原子炉の中に水を張る必要があるんですが、この水で(ロボットに信号を発する光が)屈折を起こし、より作業は難航するでしょう」(前同)

現在の技術では不可能と思われる工程を、政府は前倒して実施すると言っているのだ。しかも、桜井氏が指摘するように、廃炉作業のためには、放射性物質を遮蔽するために炉内を水で満たさなければならない。

だが、福島第一原発の原子炉には穴が開いており、まず損傷箇所を特定して修理する必要があるという。
「こうした要素を考えると、政府が言う25年という時間には無理があり、50年くらいは必要だと見ています」(同)

10月10日公開のvol.3に続く・・・。

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