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「みんな・民主」との合流に失敗 維新の会松野頼久「崖っぷち奮闘記」

[週刊大衆09月23日号]

政界では毛並みのよさで知られている松野頼久「日本維新の会」国会議員団幹事長が、はぐれガラスになりそうだ。

一時は野党再編の軸の中心人物だったのにアッという間にハシゴを外されてしまったのである。

「自民優勢の中では、野党がまとまって対抗するしかない。そこで注目されたのが、7月の参院選の投開票当日の、民主・維新・みんなの3党の幹事長の秘密会談。松野、細野豪志、江田憲司の各氏が都内のホテルで会い、野党敗北後の連携について話し合っていたんです。この会合では、1.ゆくゆくは野党三党を合流させる2.改憲ではまとまらないので、まずは反自民で連携する3.臨時国会で自民党のバラマキ予算を追及するために共同調査を開始する、の3点で合意したんです」(永田町関係者)

ところが、3人のうち党から正式な野党交渉役として認められていたのは松野氏だけ。
細野氏はこの段階で、参院敗北の責任を取って幹事長辞任を決めていたし、江田氏は維新嫌いの渡辺喜美代表との対立で党内に新しいグループを作る腹づもりだった。

案の定、江田氏は渡辺代表から「勝手な真似をするな」と幹事長を更迭され、細野氏も辞任。
松野氏は、パイプを一瞬で失った。

維新内部でも、幹部に"細工はうまくいった"と報告した直後に、くだんの秘密会合の失敗がわかり、維新の関西勢からは"何をやってんだ。これじゃあ石原慎太郎グループを勢いづかせるだけじゃないか"と悪評フンプン。

全国紙デスクが第三極の行方を語る。
「現在、水面下での野党再編は、維新共同代表の橋下徹氏と民主党・前原誠司氏の2人が動いています。みんなの党は、渡辺代表の締めつけが厳しくて誰も動けない状況です。前原氏が野田グループ、さらに細野氏を誘って党を飛び出たとすれば、民主党の半分と維新との合流が考えられます。松野氏?……う~ん」と、名前は出てこない。

先日も、野党再編について「100人規模の再編を成し遂げたい」と意欲を示していたけれど……。
祖父の鶴平氏は"ズル平"と呼ばれるほど政界工作に長け、父の頼三氏は党人派のベテランで政界指南役として力を持っていた。

3代目の頼久氏、はたして、それを超えられるか。

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