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第23回 情報が、ホントかどうかなんて、どうでもいいんだよ! アイディアに真偽は関係ない! 仕分け方さえ上手にできれば、本質に近づいて、確実性の高いアイディアが生まれてくる!

2014-09-24

天才CMプランナー グ スーヨンが教える「いいかげん学習法」


イラスト/グ スーヨン


「あのさぁ、今日の日の出は、6時30分なんだって」
「へぇ、そうなんだ」
「思ってたより、意外に遅いんだよね」
「だよねぇ」

この会話の中で、
情報は、日の出が6時30分であるということだけで、
「思ってたより遅い」というのは、
ただの感想で、情報ではない。

「あの映画観た?」
「まだ観てないんだ」
「ぜんぜんダメ、面白くなかったよ」
「やっぱり~ そうじゃないかと思ってた」

この会話の中で、
情報は、あの映画というのが公開中であるということで、
「面白くなかった」というのは、
やっぱり感想で、情報ではない。

「○○さんが亡くなったって」
「マジで」
「事件性は無いようだから、どうやら自殺らしい…」

この会話の中で、
情報は、○○さんが亡くなったということで、
「自殺らしい」というのは、
ただの憶測で、情報ではない。

情報と感情、感想と憶測を一緒くたにするな!
まず、この三つを仕分けするだけで、
物事の理解力や観察力や着眼点が、ずいぶんと整理しやすくなるハズ。


感情や感想に惑わされると、
せっかくの良い映画(人によって良い映画と悪い映画は異なるから)を見逃してしまったり、その先入観で最初から面白くないように観てしまったりして、
とってももったいないことになってしまう。

「お前の感想は聞いてない」
ハッキリ言ってやりましょう!

SNSのほとんどの投稿が、
この日記のような感情や感想が排泄されていると思って間違いないでしょう。
情報だけをシェアしてるのもあるけど、
それをシェアした感情が伴っている訳です。

よく考えてみてくださいな。
そういう場所〔何の苦労もなく自分の意見を述べられる〕で、
発信するということは、ほとんど自己顕示欲(わがまま)とマスターベーションみたいなもんなんだよね~
自己顕示欲とマスターベーションが、イケナイんじゃないよ。
受け取る側が、そんな日記みたいなのを、
正しい情報として受け取っちゃイケナイってこと。

新聞やらネットの記事を読んで、
漠然と、この三つが仕分けられるようになれば、
仕事が正確にできるようになって、社内の女子にモテるでしょう(たぶんね)


「あの映画のレビューさ、星四つなんだって」
「良い映画なんだね」
「星四つだから、間違いないよ」

この会話の中で、
情報は、映画の評価が星四つだということで、
「良い映画」というのは、
ただの多数決の結果みたいな数量データであって、
この数量データは、ここでいう意味のある確かな情報ではない。

情報と数のデータを仕分けて考えよう!
これ重要!


行列のできるラーメン店が、必ずしも美味しくないのは、知ってるよね。
むしろ、美味しくない方が多いかも…

最近の風潮で、
「何かで成功した人は、良い人物である」
みたいな感じがあるけれど、
お金持ちは、お金を稼ぐのが上手い人であって、良い人かどうかは分からない。

だいたい、ステマやらがはびこってて、その数量データ自体の信用が無いからさ(笑)


グ スーヨン(具秀然 gu suyeon) プロフィール
1961年、山口県下関出身の在日韓国人二世。
CMディレクターとして多くの話題作を手掛け、注目を集める。
1994年にGOO TV COMPANY ltd.設立。その才能は多岐に渡り、作詞家としての活動をはじめ、2001年には初の小説「ハードロマンチッカー」を刊行。小説家としても高い評価を得る。
2002年に2冊目となる小説「偶然にも最悪な少年」刊行。
ACC最高賞、ロンドンクリエイティブアワード他、受賞多数


グさんが手掛ける話題のタクシーCMをCheck!
『グとハナはおともだち』
動画一覧を見る

【CM作品】
・ケビン・コスナーのサントリーモルツ
・永瀬正敏の資生堂メンズスタイリングムース
・「脱いでもすごいんです」のTBC
・「パソコンできない人は亡びる」COMPAQ
・ジャン・レノのHONDAオルティア
・内藤剛士の「だって8時間だもん」SONYハンディカム
・ウルフルズの資生堂GERAIDOから堂本剛の資生堂GERAIDO
・鼻血を出した金城武のライフカード
・菅野美穂の「なにのもっかなぁ」サントリービタミンウォーター
・「ピンキリ」優香と加藤君のカーセンサー
・ひろみ郷の雪国まいたけ
・「あきらめましょう」を歌う華原朋美、伊藤蘭のポッカ
・金城武のLYCOS
・柳沢慎吾のピザーラ
・福山雅治のダイナブック
他、IBMのe-business、缶コーヒーのジョージア、ヤクルトジョア、ポラロイド、日本火災、DDIセルラー、うまかっちゃん、関西J-phone、九州J-phone、所ジョージのラビット、佐川急便、篠原凉子の「やばっグッときた」ORIXカード
など、お茶の間を騒然とさせる話題作多数。


【出演番組】
1995年:テレビ朝日の「えびす温泉」では、レギュラー審査員。
1998年:テレビ朝日ドキュメント「21世紀への伝言」で、現在活躍する在日韓国人クリエイターとして出演。
1999年:TBSの「情熱大陸」で、自身をドキュメントされた。
2010年:タクシーちゃんねる「グとハナはおともだち」
2013年:ベイFMレギュラー番組「接続したくない人たち」毎週月曜25時~


【手がけた作】
・内田有紀「baby's growing up」MTV
・槙原敬之「SPY」「どうしようもない僕に天使が降りてきた」MTV
・チャー「SMOKY」MTV
・ウルフルズ「まかせなさい」MTV
・内田有紀のアルバム「愛のバカ」「nakitakunalu」プロデュース
・ポッカのCMソング「あきらめましょう」や田原俊彦、林明日香、ラグフェアなどの作詞を手がける。

2001年3月:初の小説「ハード・ロマンチッカー」刊行
2002年6月:「偶然にも最悪な少年」刊行
2003年9月:初監督映画、「偶然にも最悪な少年」全国東映系ロードショー。主演 市原隼人、中島美嘉主演
2005年:韓国プチョン国際ファンタスティック映画祭に審査員として招かれる。
2007年5月:映画「プルコギ」全国公開。主演 松田龍平、山田優
2010年1月:テレビ東京「ジロチョー清水の次郎長維新伝」監督
2011年11月:映画「ハードロマンチッカー」全国公開。主演 松田翔太


【2015年公開予定のグスーヨン監督映画が現在企画進行中】
プルコギ 偶然にも最悪な少年 ハードロマンチッカー 偶然にも最悪な少年

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