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阪神お家騒動再び…掛布新監督を握りつぶした「黒幕の正体」

[週刊大衆10月13日号]

80年間で30人を超える監督を輩出してきた阪神。その決定の陰では、ファンの存在など無視の汚い裏工作があった!

「やっとミスタータイガースが監督として戻ってくると思ったのに、またゴタゴタでパー。ホンマ情けない」

阪神ファンの恨み節が止まらない。いったいなぜなのだろうか。

発端は、8月28日に新聞各紙に躍った「和田監督続投」の文言だった。

「フロントは当時、和田豊監督の能力に疑問を抱き、来季以降の続投に二の足を踏んでいました。そこで、ファンやマスコミの反応を窺うべく、続投という"逆情報"を流したんです」(球団関係者)

その直後、本拠地・甲子園での対巨人・今季最終3連戦での3連敗を含む、今季初の6連敗。

「"シーズン2位で甲子園でのCSを"という期待も芽生えていた時期だっただけに、和田続投へのファンからの反発は相当なものになりました」(前同)

9月9日の巨人戦。甲子園のライトスタンドには、坂井信也オーナー、南信男球団社長、和田監督、さらには中村勝弘GMの4人の顔写真と「全員解雇」の文字を掲げるボードが並んだ。試合後には、球場正面の関係者入り口を出た坂井オーナーに、「おまえがおる限り、阪神は勝てんわ。坂井っ!! 金満オーナー」という痛烈なヤジも飛んだ。

すると、その3日後、今度は、日刊スポーツ大阪本社版に、「和田監督続投白紙、岡田(彰布)氏、金本(知憲)氏ら候補」と報じられた。

「阪神フロントは、監督続投情報を自らリークしておきながら、"ストーブリーグの話は時期尚早"と、続投白紙を報じた日刊に、"和田監督への取材はNG"とのお触れを出したとか」(スポーツ紙記者)

そして、この段階で、次期監督候補の中から、最有力とされていた掛布雅之DCの名は消えていた――。結局、このフロントの身勝手な動きに翻弄されたのはファンと選手たちだが、この手の騒動は阪神の"伝統"と言える。象徴的なのが、1988年からの第2次村山実監督時代だ。

「阪神フロントは"組閣"に口を出し、なかでもヘッドコーチを巡り村山とフロントは激しく対立。不信感を募らせながらも、主力選手とは対談の場を持ち、一人ひとりに頭を下げたほど。当時、酒気帯び運転による逮捕で久万俊二郎オーナーから"ミスタータイガース失格"の烙印を押されていた掛布にも、協力を熱く要請したそうです」(全国紙運動部記者)

ところが、その2人の確執が表面化。

「成績不振の掛布の打順降格を発言したことが発端で、以降、両者の溝は埋まることなく、その年に、掛布は引退しました」(同前)

それだけではない。

「シーズン中に"村山監督留任"を表明していた久万オーナーだが、突如、留任白紙を発言したり二転三転。結局、村山が自ら辞任を表明することで決着した。スターが容赦なく球団を追われたり、短いスパンで監督が代わる阪神の"お家騒動"は今に始まったことではありません」(同)

すでに引退したトラ番記者も阪神フロントの体質をこう振り返る。

「1978年の後藤(次男)監督時代の話だよ。ベンチ入りしているコーチから聞いた話だから間違いない。後藤監督が当時のフロントから"優勝するな、2位でいい"と言われたそうだよ。優勝したら選手たちの年俸を上げなくちゃならないからね。フロントにしたら、優勝戦線に絡むだけで甲子園に人が入るから、それで十分というわけだよ」

番記者がさらに続ける。

「旧阪神電鉄時代、本社の役員に"村山派"と"吉田派"があると聞いて首をかしげたことがある。電鉄本社の役員に、村山も吉田もいなかったからね。で、詳しく聞いてみると、阪神OBの村山実と吉田義男のことだと言うんだね。つまり、往年の阪神の名選手のグループが本社役員の派閥にまで影響しているというわけ」

ファンを無視したこうしたフロントの体質が、伝統的に"お家騒動"を繰り返す原因になっているのだ。

今回もまた、和田監督続投白紙の裏で、さまざまな新監督の名が取り沙汰されているが、ファンの間で、"ポスト和田"と言えば、「第一候補は掛布。去年の10月から、背番号なしのゼネラルマネージャー付という身分ながら、育成&打撃コーディネーター(DC)に就いたことで、"次期監督は掛布!"と、関西では大変な盛り上がりでした」(在阪スポーツ紙記者)

その掛布氏、期待されながらも伸び悩んでいた若手選手の指導に成功するなど、一定の成果をあげてきた。

「そこで、和田監督の続投が白紙になると同時に、改めて"掛布新監督へ"の情報が駆け巡りました。かつて対立した久万オーナーも亡くなり、事業の失敗による借金問題も一段落。阪神復帰への障害はありません。複数のスポーツ紙も"掛布、来季入閣"などと報じ、待望論は日に日に大きくなりました」(前同)

その証拠に、甲子園球場内のグッズ売り場には、「今までなかった『31掛布』のユニフォームが売っていました。現役選手を差し置き、SサイズからLサイズまですべて売り切れ。Oサイズしか残っていませんでした」(熱狂的ファン)

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