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魂を揺さぶる名言集 闘将「星野仙一」語録

[週刊大衆10月13日号]

弱小チームを日本一に輝かせた熱い男のひとつの決断。そのはなむけに、今まで彼が残してきた言葉をここに公開する!

東北楽天ゴールデンイーグルスの星野仙一監督(67)が、健康上の問題を理由に、今シーズン限りで勇退することとなった。これまで、中日、阪神、楽天と、率いたすべてのチームを優勝に導いた闘将は、その名采配もさることながら、熱い言葉でも選手やファンの魂を揺さぶり続けてきた。今回は、勇退を記念して、その名言の数々を誌上でよみがえらせる!

まずは、昨年、日本一を達成した時の優勝インタビューでの発言。

「もう最高。東北の子どもたち、全国の子どもたち、被災者の皆さんに勇気を与えてくれた選手を褒めてあげてください」

日本一の栄冠が、東日本大震災の被災地である仙台に希望の光を灯したことは間違いない。星野監督にとっても初の日本一という悲願達成のうれしい瞬間でありながら、まずは選手を気遣うあたりが、その性格を表している。

「優勝は、田中で決めると決めていた」

この年の星野監督は、リーグ優勝時、CS最終戦の日本シリーズを決める試合、そして日本一を決める試合のそれぞれの終盤に、"救援投手"として田中将大をマウンドに送り出した。特に日本シリーズ第6戦で160球も投げた田中を、翌日の第7戦で投げさせたことには「酷使だ」という批判も飛び出したが、星野監督は、「一番の功労者に最高のステージを与えるのは当然だろう」と、意にも介さなかった。

田中に"胴上げ投手"の名誉を与えることが、チームを去り、大リーグへ行くことを決めていた田中への最高のプレゼントだと考えたのだ。よく知られているように、星野監督は、ときには"鉄拳制裁"という手段を使って、選手に言うことをきかせるタイプの指導者だった。

それも、「いい監督と選手に言われるのは選手になめられている証拠」との考えがあったからなのだ。近い関係者には常にそう話しているという。ちなみに、スパルタ式は、彼が師と慕う故・島岡吉郎明治大学監督のやり方で、友達感覚やアニキ感覚で選手と接する昨今の、若手監督とは明らかに違う。

もっとも、星野監督が選手を叱り飛ばし、鉄拳制裁も辞さないコワモテぶりを発揮していたのは昔の話。最近は、選手が大きなミスを犯しても大声で叱り飛ばすことは少ない。

「今の選手は叱られ慣れてないから叱れない。叱ることも愛情なんだがな。時代だよ、時代」と、気の置けないベテラン記者に語ったという。

叱ると言っても、ミスそのものを直接非難するのは、星野監督のスタイルではない。また、その叱り方にしても、単純にミスをなじることはしない。

「私は技術的なミスに対してはまず怒らない。基本的なものの考え方やメンタルなミスを怒るのである。技術的なミスは、"やり直せ" "反復しろ" でいい。つまり、汗をかくことで矯正できるのである」

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