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アベノミクスの"倍返し"副作用「秋から加速! 地獄の値上げラッシュ」戦慄予測 vol.1

[週刊大衆09月09日号]

「最近、世間では値上げの話ばかり。ムシャクシャするから久しぶりに髪を切ろうと理髪店に行ったら、店のオヤジが"ウチもそろそろ値上げかな"なんて言いだして……」(Aさん= 54=会社員)

アベノミクスによる景気対策で株価が上昇した一方で、かねてから指摘されてきたように物価がどんどん上昇している。経済評論家の杉村富生氏は言う。
「物価上昇率2%がアベノミクスの目標。政府が国策でモノの値段を2%値上がりさせると言っているんですから、これからまだまだ値上がりは続きます」

安倍晋三首相はこの秋、消費増税(実施は来年4月の予定)に踏み切る構えだが、それと同時に、こうした値上げの動きがさらに加速しそうなのだ。

物価が上がっても給料が同時に上昇するなら問題はない。
だが、「自動車・電機などの輸出産業の大企業を除き、いまのところ一般のサラリーマンの給料が上がる気配はない。今後も当分、企業側は儲かった分を内部留保に回すので、なかなか給料には反映されないでしょう」(シンクタンク研究員)

つまり、アベノミクスの成果が還元されるのは、経営者や大企業の社員ばかりで、一般庶民には副作用(物価上昇)だけが"倍返し"のごとく生活を直撃しつつあるのだ。

お気づきの読者が多いと思うが、すでに電気料金は円安に伴う燃料調達費の高騰を理由に、毎月値上がりし続けている。
さらに、ガソリン代も同様の状況だ。
「これまで3000円で20リットルは給油できたのに、1リットル160円以上になって、アシが出るようになりました」(前出・Aさん)

電気やガソリン価格の高騰は、加工費や輸送費に響くので、日用品なども軒並み値上げ傾向が止まらない。
デフレの象徴とされたハンバーガーについては、「5月からマクドナルドの"100円マック"の一部商品が120円に値上がりし、ワンコインで食べられなくなりました」(前同)

値上げの嵐は、庶民の味、ラーメンをも直撃。
替え玉発案の店として知られる「元祖長浜屋」(本店=福岡市)が7月から、なんと25%もの値上げに踏み切り、1杯500円になっている。
会社員Aさんの嘆きは続く。
「マクドナルドが値上げしたので、普段2個食べていたハンバーガーを1個に減らしました。だから、朝食くらい家で腹いっぱい食べようと思ったら、妻に"今月から食パンは1枚だけ"と言われたんですよ」

円安による輸入小麦粉の高騰で、7月から食パン類が値上がり(最大6%)したからだ。

ほかにも値上がりした食料品としては、サラダ油やツナ缶、マヨネーズ。
意外なところでは、カツオの不漁なども影響して鰹節が1~2割高くなっている。

物価上昇傾向は食料品にとどまらない。
総務省の調査によると、パソコンが20・3%、輸入ハンドバッグが17・4%、ティッシュペーパーが4・3%、価格上昇している(6月時点での東京都区部調べ)。

さらに、長年、価格が据え置かれてきた商品も値上げ必至だ。
「80年の発売以来、ずっと1980円だったルービックキューブが、8月から最大315円値上がりしています。これまでコスト削減で、なんとか値上げを踏みとどまってきた企業も、政府のデフレ脱却の呼び声で、相次いでコスト上昇分を価格に転嫁してるんです」(経済誌記者)

また、一見値上がりしていないものの、実は"隠れ値上げ"というべき事態が進行している。
「商品の価格を変えず、1袋あたりの量を減らすんですよ。その象徴は、ハムやソーセージなどの加工肉類や冷凍食品。7月くらいから、軒並みに、量が10グラムほど減少しています」(中堅スーパー社員)

企業側も、本音では値上げをしたくてウズウズしているところ。そして、こうした動きは、安倍首相の消費増税断行の表明でさらに加速すると見られている。

すでに値上げしたマクドナルドは、8月の決算発表で再値上げを検討中と発表。食料品では、雪印メグミルクが、10月から牛乳をはじめとする商品の最大4%の値上げを予定している。

9月3日公開のvol.2に続く・・・

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