日刊大衆TOP 社会

小沢一郎と与野党大物議員10人「倒閣血判状」 vol.1

[週刊大衆05月28日号]

“陸山会事件”の無罪判決と党員資格の回復を受けて、野田政権打倒をブチ上げた老獪が永田町で大暴走中!

永田町最後の大物剛腕こと小沢一郎・民主党元代表(69)が、いよいよ政治家人生を賭けた大勝負に打って出る。
「この4月26日、長年、同氏の喉に突き刺さっていた骨である“陸山会事件裁判”は一審で無罪判決、党員資格も回復されました。5月9日に検察側が控訴したとはいえ、事実上、最大の懸案が払拭されたいま、積もり積もった怨念の数々を一気に晴らそうと、噴火直前のマグマのごとく、小沢サイドは燃えています」(全国紙政治部デスク)

まずは、無罪判決が下った26日、小沢系議員約100人が国会内に集結し
「これで、天下取りが見えてきた」と気勢を上げた。
「集まった議員の中心は、小沢氏が会長を務める“新しい政策研究会”の面々。この会は、“小沢首相を誕生させ、新政権を樹立すること”を主目的とし、すでに“国の統治”“危機管理”“税制”など8つの分科会を発足。小沢新政権誕生後に向けた理論武装も、準備万端整っています」(前同)

その頭領の小沢氏は、無罪判決が出た2日後に栃木県内の会合で
「国民に約束したことを忘れてしまったのでは、なんのための政権交代だったのか、となるのは当然だ!」
と、政権公約を無視して消費増税にひた走る野田政権を語気鋭く斬って捨てた。
反消費増税を旗印に、野田降ろしを堂々と始めようというのだ。
「野田首相は、自民党案の消費増税に限りなく譲歩し、さらに国会の会期も40日ほど延長。その後、自民党の谷垣総裁との“話し合い解散”に持ち込む作戦で、この政局を乗り越えるつもりでしょう」(政治ジャーナリスト・二木啓孝氏)

しかし、野田氏の思惑どおりに事を進ませる小沢氏ではない。
「実は、小沢氏の下に、与野党の枠を越えて大物議員10人が密かに参集。“野田政権打倒”という錦の御旗の下で、血盟の契りを結んでいるんです」(前出・デスク)

かくいう“倒閣血判状”に次々と署名してゆく様がありありと浮かんでくるようだが、その筆頭だといわれているのが、誰あろう、野田政権を支えるキーマン・輿石東幹事長その人だ。
「輿石氏は、小沢氏の無罪判決を聞くや、即座に小沢氏の政治活動に縛りをかけていた党員資格停止処分の解除を明言。“まだ早い”という党内の声を封殺し、強権を発動して処分取り消しを決めたんですよ」(民主党担当記者)
それまでの輿石氏は、「野田の顔を潰すな。党を割るな」と小沢氏を批判しているようにも見えたが
「そもそも、輿石氏は小沢氏とはズブズブの仲。07年のアフガニスタン復興支援特別措置法案を成立させる際は、小沢氏の意向を汲み、“対自民党”の同志である社民党や共産党を敵に回してまで強引に可決させたほどです。現在は小沢グループとの対立も囁かれていますが、そんなことはない。実際は、野田首相の悲願である消費増税法案の審議入りをズルズルと先送りさせ、同法案が暗礁に乗り上げて首相が窮地に陥るよう工作したんです」(ベテラン政治記者)

この輿石氏と同様、血判状に名を大書したのは、鳩山由紀夫・民主党最高顧問。
「鳩山さんは、昨年6月、野党提出の菅内閣不信任案に賛成すると小沢さんと合意したにもかかわらず、土壇場で寝返り。不信任案は成立せず、小沢さんに赤っ恥をかかせたんです。しかし、無罪判決が出た当日、“小沢さんは混迷した政権の中で不可欠な人材だ。早く頑張ってもらえる状況を作ってもらいたい”とエールを送り、復権を後押し。小沢さんに擦り寄っているんです」(民主党中堅議員)

優柔不断で、“平成の小早川秀秋(関ヶ原の戦いで東軍・徳川家康に寝返り、西軍・石田三成の敗戦を決定づけた)”との異名を持つ鳩山氏だが、いざその時には、最大約40人とも見られるグループの議員たちを引き連れて、駆けつけると見られている。
「ただ、“土壇場でどうなるか、鳩山だけは信用できない”と小沢グループ幹部たちは疑心暗鬼というのが正直なところです」(前同)

3人目は、亀井静香・国民新党前代表。
「今後に起こる一大政局では、小沢氏と行動を共にすることを誓っています」(前出・ベテラン政治記者)
亀井氏の描くシナリオは、まず、石原慎太郎東京都知事の下、保守勢力を糾合。
その後、亀井氏が接着剤となって小沢グループと大連立の救国内閣を樹立するというもの。
「しかし、現在、その第一歩である“石原新党”発足の段階で頓挫しています。さらに、小沢氏の無罪判決に対して、“灰色、それも限りなく黒に近い判決。彼に関する金銭の問題は、もっと大きいものがあるんじゃないか”と石原氏が牽制し、どちらの力も借りたい亀井氏は身動きが取れずにいるんです」(自民党中堅議員)

ここで、亀井氏は動きを見せた。5月8日付の産経新聞のインタビューで
「民主党主流派と谷垣自民党が、連立だか何だか知らんが、選挙管理内閣を作るわけだ。(中略)でもそんな内閣は次の衆院選で惨敗よ。そのとき小沢さんは、民主・自民の談合した連中の対極にあるわけだ。どういう立場になるか、わかるだろう?」

と歯の浮くようなお世辞を重ね、“小沢氏支持”をいままで以上に明確に打ち出したのだ。

05月22日公開のvol.2に続く・・・。

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.