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第30回 松坂大輔投手ソフトバンク入り!報酬20億円は高い?安い?

2014-11-10

経済ジャーナリスト 須田慎一郎が徹底予想!

米メジャーリーグのメッツからFAとなった松坂大輔投手のソフトバンク入りが、ほぼ決定的となった。一部報道によれば、ソフトバンクは松坂投手を獲得するにあたって、総額20億円もの資金を用意したのだという。(契約期間3年以上、出来高を含む)

松坂投手のソフトバンクへの入団が確定したならば、9年ぶりの日本球界復帰となる。とはいえ「総額20億円」の報酬を高いと見るか、それとも安いと見るかは、意見の分かれるところだろう。

しかし本当にソフトバンク側は、20億円もの価値を松坂投手に見い出したのだろうか。そもそもプロ野球チームは、他の一般事業会社と比べると、極めてシンプルな経営構造になっている。先ずその収入は、
・入場料収入
・テレビなどの放映権料
・キャラクター、グッズの販売収入
にほぼ限定される。

そして支出の大部分は、選手の人件費によって占められている。だからこそ人気チームは、多くの収入を得ることが出来るため、選手に対して高額の年棒を支払うことができるのだ。加えて、財力のある親会社を持つチームは、親会社からの資金支援も大いに期待することができ、その資金を使って有力選手を集めることが可能になってくる。

そうした点でいえばソフトバンクは、九州の人気チームであることに加え、莫大な資産を持つ親会社がバックに控えているため、現状では12球団一の金満チームといえよう。はっきりいって資金力という点では、読売グループをバックに持つ巨人に匹敵するか、ひょっとしたら上かもしれない。

そして親会社のソフトバンクにとって、松坂投手に対して支払われる20億円にのぼる報酬は、微々たる負担であるはずだ。いよいよ、ソフトバンクの時代がやって来そうな気配が濃厚だ。


須田慎一郎(すだ しんいちろう) プロフィール
1961年、東京生まれ
経済ジャーナリスト。日本大学経済学部卒。経済紙の記者を経て、フリー・ジャーナリストに。「夕刊フジ」「週刊ポスト」「週刊新潮」などで執筆活動を続ける傍ら、テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」、読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」、テレビ大阪「たかじん NO マネー」、ニッポン放送「あさラジ」他、テレビ、ラジオの報道番組等で活躍中。 また、平成19年から24年まで、内閣府、多重債務者対策本部有識者会議委員を務める。政界、官界、財界での豊富な人脈を基に、数々のスクープを連発している。

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