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【武豊】スポーツ選手が「引退」を考えるとき

[週刊大衆12月01日号]

人生に役立つ勝負師の作法 武豊
スポーツ選手が「引退」を考えるとき


中日ドラゴンズの山本昌投手が契約を更改。50歳になる来年も現役でマウンドに立つことになりました。
ジャンプの葛西紀明選手、サッカーのキング・カズこと三浦知良選手、テニスのクルム伊達公子選手らレジェンドは、すごいの一言です。なかには僕をその一員に入れる人もいますが、まだまだ、その域には達していません。

スポーツ選手にとって、引退の考え方は人それぞれです。数字を決め、そこに達しなかったときにやめる選手もいれば、ひとつの勝負の中で、ふっと自分の限界を感じてやめる選手もいます。「まだ、やれる」という気持ちが切れない限り現役を続ける選手もいれば、ボロボロになり、人から後ろ指をさされてもなお現役にこだわる選手もいます。新聞には、「来年で引退する確率は9割以上。でも、来年で最後にしますとは言いません」という山本昌投手のコメントが載っていましたが、投手としてマウンドに立つのは当たり前で、優勝に貢献したい――そんな強い思いと同時に、やれるという自信があっての言葉だと思います。

そういえば、ここ1~2年、僕もずいぶん引退についてよく聞かれました。ある人は申しわけなさそうに。また、ある人は当然、考えていますよねという顔で、質問をぶつけてきます。でも、正直なところ、まだ何も考えていないというのが本音です。来年こそ「凱旋門賞」を勝ち、日本馬、ここに在りというところを世界のホースマンに見せつけたいし、「日本ダービー」もあと2~3回は勝ちたい。唯一、勝っていないGⅠ「朝日杯FS」でも優勝したいし、もう一度、海外に拠点を置き、まだ行ったことのない世界中の競馬場をめぐってみたい……

やりたいことを数え出したら、後から後から、いくらでも出てきます。

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