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第31回 男は、オッパイにしか興味がないっ!女は、イケメン&お金持ちにしか興味がないっ!つまり、そういうことなんですよ…

2014-11-19

天才CMプランナー グ スーヨンが教える「いいかげん学習法」


イラスト/グ スーヨン


「ナベさんはぁ、どんなタイプの女性が好きなんですかぁ?」
深夜の恵比寿の某キャバクラでは、
いつものように、
デレッと語尾を伸ばす会話が飛び交っていた。
「ボクの好み? 実を言うとねぇ、オッパイにしか興味がないの」
「ええ~、どんなオッパイですかぁ? 大きさとか形とか?」
「そりゃ巨乳に決まってるでしょ」

…しばしの沈黙。

その席には、3人の女の子がいて、その内の2人が若干程度の残念なオッパイで、1人がそこそこ立派なオッパイだった。
当然ながら、1人はニコニコして、2人はギリギリの引きつった笑顔を作っていた。
そこで、オレが口を挟む。

「ナベちゃんさ、今の発言で、世の中の女性の80%と、ここにいる66%の女性を敵に回したね」
「でもグーさんね、それは個人の趣味趣向なんですから仕方がないんですよ」
「どれくらいの巨乳が好きなんですか?」
「ボクにとってはねぇ、Fカップからがオッパイだね、Fカップからが女性」
そこで、ニコニコしていた1人が、ギリギリの引きつった笑顔に変貌する。

「Fカップ以下は?」
「Fカップ以下でもぜんぜん構わないですよ、世の中的にはね、でもボクにとっては、ただの人で、女としては見られない」

…再びしばしの沈黙

「グーさんも、オッパイ星人なんですかぁ?」
「オレはオッパイとかどうでもいいな」
「それじゃ、どこに興味があるんです? やっぱり顔ですかぁ?」
「いやいや、女も男もさ、大事なのは中身だよ
と言いながら、頭と胸の心臓のところを指で指し示す。
「ですよねぇ、さすが大人ですねぇ」

これで、簡単に3人を味方につけてしまうわけです。

「でもさ、オレは貧乏でお金持ってないから、キミたちのお客にはなれないよ」
「ええ~、ざんね~ん」
せっかく味方につけたのに、貧乏だったばかりに終了いたしました。
「やっぱり、お金持ちじゃなきゃダメなんだな」
「ええ~、そんなことないですよぉ、この前は、お金持ちじゃないけどイケメンとデートしましたもん」
「要するに、お金持ちかイケメンかってことか?」
「ええ~、違いますよぉ、そんなことないですぅ」
と言う彼女の目には、ハッキリと確かに『正解』と書いてありました。

あれから8年後…
ナベちゃんは、
相変わらず巨乳好きで、相変わらずオッパイにコンプレックスを持った女性を元気に敵に回し続けている。
しかし、お金持ちかイケメン好きの女性たちは、どこに行ったか行方知れず…


つまり、そういうことなんですよ。

本質は、オレの言った通りで、
「女も男も、大事なのは中身だ」ということなんだけどね、
一つだけ不公平があるとすれば、
男は、歳をとってもフツーに働いてさえいれば、そこそこお金も稼いで、そこそこ遊んでいけます。
だけど、ファッションやらネイルやらの外見だけ頑張ってる女性は、歳とったら見向きもされなくなって、やっと結婚した亭主は若い娘と浮気して、挙げ句の果てに離婚されて、自立するスキルもないから実家に戻って、もう歳だから良い仕事にもつけなくなって…切ない人生…ってことです。
男性よりも女性の方に、より「いい加減な学習」を実践していただきたいと、切に願っております。

つまり、そういうことなんですよ。

中身さえ鍛え続けていれば、寂しくてつまらない人生を送らなくて済むんです。
すでに、小学校くらいで教えられたと思いますが、
男性諸君は、くれぐれも趣味趣向(誹謗中傷)を公言しないでください。
女性の皆さんは、くれぐれも外見とお金で、人を判断しないでください。

つまり、学習あるのみ、そういうことなんですよ。


グ スーヨン(具秀然 gu suyeon) プロフィール
1961年、山口県下関出身の在日韓国人二世。
CMディレクターとして多くの話題作を手掛け、注目を集める。
1994年にGOO TV COMPANY ltd.設立。その才能は多岐に渡り、作詞家としての活動をはじめ、2001年には初の小説「ハードロマンチッカー」を刊行。小説家としても高い評価を得る。
2002年に2冊目となる小説「偶然にも最悪な少年」刊行。
ACC最高賞、ロンドンクリエイティブアワード他、受賞多数


グさんが手掛ける話題のタクシーCMをCheck!
『グとハナはおともだち』
動画一覧を見る

【CM作品】
・ケビン・コスナーのサントリーモルツ
・永瀬正敏の資生堂メンズスタイリングムース
・「脱いでもすごいんです」のTBC
・「パソコンできない人は亡びる」COMPAQ
・ジャン・レノのHONDAオルティア
・内藤剛士の「だって8時間だもん」SONYハンディカム
・ウルフルズの資生堂GERAIDOから堂本剛の資生堂GERAIDO
・鼻血を出した金城武のライフカード
・菅野美穂の「なにのもっかなぁ」サントリービタミンウォーター
・「ピンキリ」優香と加藤君のカーセンサー
・ひろみ郷の雪国まいたけ
・「あきらめましょう」を歌う華原朋美、伊藤蘭のポッカ
・金城武のLYCOS
・柳沢慎吾のピザーラ
・福山雅治のダイナブック
他、IBMのe-business、缶コーヒーのジョージア、ヤクルトジョア、ポラロイド、日本火災、DDIセルラー、うまかっちゃん、関西J-phone、九州J-phone、所ジョージのラビット、佐川急便、篠原凉子の「やばっグッときた」ORIXカード
など、お茶の間を騒然とさせる話題作多数。


【出演番組】
1995年:テレビ朝日の「えびす温泉」では、レギュラー審査員。
1998年:テレビ朝日ドキュメント「21世紀への伝言」で、現在活躍する在日韓国人クリエイターとして出演。
1999年:TBSの「情熱大陸」で、自身をドキュメントされた。
2010年:タクシーちゃんねる「グとハナはおともだち」
2013年:ベイFMレギュラー番組「接続したくない人たち」毎週月曜25時~


【手がけた作】
・内田有紀「baby's growing up」MTV
・槙原敬之「SPY」「どうしようもない僕に天使が降りてきた」MTV
・チャー「SMOKY」MTV
・ウルフルズ「まかせなさい」MTV
・内田有紀のアルバム「愛のバカ」「nakitakunalu」プロデュース
・ポッカのCMソング「あきらめましょう」や田原俊彦、林明日香、ラグフェアなどの作詞を手がける。

2001年3月:初の小説「ハード・ロマンチッカー」刊行
2002年6月:「偶然にも最悪な少年」刊行
2003年9月:初監督映画、「偶然にも最悪な少年」全国東映系ロードショー。主演 市原隼人、中島美嘉主演
2005年:韓国プチョン国際ファンタスティック映画祭に審査員として招かれる。
2007年5月:映画「プルコギ」全国公開。主演 松田龍平、山田優
2010年1月:テレビ東京「ジロチョー清水の次郎長維新伝」監督
2011年11月:映画「ハードロマンチッカー」全国公開。主演 松田翔太


【2015年公開予定のグスーヨン監督映画が現在企画進行中】
プルコギ 偶然にも最悪な少年 ハードロマンチッカー 偶然にも最悪な少年

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