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やしきたかじん「殉愛年俸」1億円!

[週刊大衆12月1日号]

歯に衣着せぬ鋭い舌鋒で人気を博した関西の視聴率男が、結婚生活3か月の妻に残した遺産。それは、現在も続く3つの冠番組の「看板使用料」だった!

今年1月3日に亡くなった"ナニワの視聴率男"こと、やしきたかじん(享年64)と、妻・さくらさん(33)の741日にわたる壮絶な闘病生活が明らかになり、大きな波紋を呼んでいる。
『永遠の0』『海賊と呼ばれた男』などで知られるベストセラー作家の百田尚樹氏が、たかじんが遺したという膨大なメモと、さくらさんの看病日記、関係者の証言を基に執筆したノンフィクション『殉愛』(幻冬舎刊)が出版されたのだ。

「2012年1月に食道がんと診断されたたかじんさんは、3本あったレギュラー番組を休養すると発表。同年4月に摘出手術を受け、6月に退院しています。療養生活の甲斐あって、翌13年3月には番組に復帰するまでに回復したんですが、4月にがんが再発していることがわかり、再休養。その後は公の場に姿を現すことなく、今年1月に亡くなりました」
こう解説するのはベテラン芸能記者。続けて、
「発病から最期の日まで、たかじんさんを看病し続けたのが、昨年10月に入籍した3番目の妻・さくらさんでした。彼女はたかじんさんの死後、沈黙を守り続けたため、一部マスコミから"財産目当ての結婚""疑惑の未亡人"などとバッシングされたこともありましたが、この本で、謎に包まれていた再々婚の経緯と、知られざる闘病生活の実態が明らかになりました」

妻のさくらさんが、たかじんと初めて会ったのは、がんが見つかる3週間前の11年12月25日だった。
その後、最初のデートでプロポーズされたさくらさんは戸惑いながらも、彼についていく決心をする。
だが、交際開始直後に闘病生活が始まったため、2人が甘い新婚生活を味わうことはなかった。
「驚いたことに、2人の間にセックスは一度もなかったというんです。軽いキスやハグ、ディープキスどまりで、性的な愛撫の類も一切なかったとか。闘病中ということもあったんでしょう。たかじんさんは、さくらさんの足裏オイルマッサージを受けながら、満足そうな寝息を立てることが多かったそうです。それでいて、たかじんさんは彼女と交際中、ほかの女性と浮気することも。そのあたりが男心の複雑さと言いますか、彼らしいんですけどね」(女性誌記者)

『殉愛』によると、イタリアでネイルサロンを経営していたさくらさんが、フェイスブックを介して、たかじんと知り合ったのは11年11月のことだった。
彼は一時帰国していた彼女を押しの一手で口説き落とし、クリスマスの飲み会に呼び出すことに成功。急速に親しくなっていく。
「なぜ、自分なのか?」
腑に落ちなかったさくらさんだが、実は彼女の容姿は、たかじんが20代前半に京都・祇園で弾き語りをしていた下積み時代、惚れ抜いていた女性に、そっくりだったという。
「当時、彼は笑福亭鶴瓶とつるんで飲むことが多かったんですが、その鶴瓶が、さくらさんに初めて会った際、あまりに"京都の女性"と似ているので驚いたという逸話が残っています」(前出・芸能記者)

歌手、そして司会者として関西圏で絶大な人気を誇ったたかじんは、大阪・北新地で"夜の帝王"として名を馳せた。その豪快な遊び方は今も語り草である。
「一晩に北新地のクラブやスナックを何十軒もハシゴして回るんです。長くても15分、短いときは5分で切り上げて次の店へ。テレビ局のスタッフを連れて行ったときは、一晩で数百万使うことも珍しくなかった」(テレビ制作会社関係者)

たかじんが生前、最後まで出演したのは『たかじん胸いっぱい』(関西テレビ)『たかじんのそこまで言って委員会』(読売テレビ)『たかじんNOマネー』(テレビ大阪)の3本で、いずれも高視聴率を誇っていた。
なかでも『~そこまで言って委員会』は各界の論客をゲストに招き、"タブーなき言論"を繰り広げた番組として、つとに有名だ。
この番組から巣立ったと言っても過言ではないのが橋下徹・大阪市長だ。
「政界入りに際してボクの背中を押してくれたのは、たかじんさんでした」
と、しんみりした口調で追悼している。橋下氏と大阪市長選を争った平松邦夫・前大阪市長も、たかじんとは旧知の仲だった。

一方で、安倍晋三首相のシンパとしても知られ、
「第一次安倍政権後に"もう一度、安倍ちゃんを総理にしたい"と公言。安倍氏を何度も『~そこまで言って委員会』のゲストに招いただけでなく、10年には番組のロケで山口県・俵山温泉に出向き、安倍氏と裸で語り合ったこともありました」(テレビ誌記者)
また、島田紳助が、たかじんを"兄さん"と慕っていたことも知られている。
アンチ東京を貫いた反骨精神と、歯に衣着せぬ直言、誰とでも分け隔てなくつきあう庶民性で、大阪人に愛されたたかじん。
だが、豪放磊落なキャラクターの背後には、心優しく、繊細で、傷つきやすい一面もあったという。

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