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【武豊】わずかな選択ミスが勝敗をわける

[週刊大衆12月8日号]

人生に役立つ勝負師の作法 武豊
わずかな選択ミスが勝敗をわける


トップ選手8人だけに許された男子テニスATPツアー・ファイナルの準決勝。
世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手に挑んだ錦織圭選手は、ゲームカウント1-2で敗れました。
1セット目は、「こてんぱんにやられた」というほどの完敗(6-1)。それでも2セット目を3-6で取り返し、深夜、思わずテレビの前で、ガッツポーズをした人は多いと思います。

迎えたファイナルセットの第1ゲーム。ジョコビッチのサービスで40-15とダブルブレイクポイントを挙げながら、そこからミスをしてこのゲームを取れなかったことが大きな敗因になったようです。
『世界王者を追い詰めた錦織』
『錦織、最後の最後に力尽きる』
『錦織、王者から1セットを奪う』
『錦織、大善戦!』

翌日の新聞、ネットにはこんな見出しが踊っていました。
「あと一歩……」
しかし、この一歩がどれだけ遠く、どれだけシンドイかを知っているのは錦織選手だけでしょう。
「悔しい。敗因は、自分のテニスを変えてしまったことです」
きっとこの先、この言葉を思い出しては、何度も、何度も、悔しさを噛みしめることだろうと思います。
僕自身、こんな経験を味わったのは一度や二度ではありません。2007年、メイショウサムソンとともに挑んだGⅠ「ジャパンカップ」もそんなレースのひとつです。
この年、「凱旋門賞」挑戦という大いなる野望を馬インフルエンザの流行によって断念。ターゲットを国内の古馬三冠に変更し、初戦「天皇賞・秋」を快勝して臨んだのが、この「ジャパンカップ」でした。

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