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10年に一度の神聖な儀式「フランシスコ・ザビエルの遺体を公開」

11月22日、キリスト教の宣教師フランシスコ・ザビエルの遺体が、インド南部ゴア州で公開された。一般公開は10年に1度だけされ、世界中から多くの巡礼者が訪れている。

初日はインド人の大司教によるミサが執り行われ、ガラス張りの棺に納められたザビエルの遺体は近くの大聖堂まで運ばれた。公開に合わせて訪れたというアメリカ人女性は「ザビエルは神に身を捧げ、人々を助けた平和の象徴。ありがたさが伝わってくる」と語る。公開は2015年1月4日までだが、期間中には欧州や南アジア諸国から500万人以上の人出が見込まれているという。

フランシスコ・ザビエルは16世紀、日本に初めてキリスト教を伝えた聖人としてあまりにも有名だ。日本史の教科書といえばザビエルの肖像画で、その独特の髪型がとくに印象に残っている貴兄も少なくないだろう。実は今回公開されたゴアの遺体は、完全なものではない。なんとザビエルの遺体は“奇跡のミイラ”と呼ばれ世界各地に散らばっているのだ。

1552年、中国で死去したザビエルの遺体は、ゆかりの深かったインド・ゴアの教会に移送され、1614年にローマのイエズス会総長の命令により遺体の右腕下膊を切断された。すると、右腕部分からは鮮血がほとばしり、これをもって“奇跡”とされたという。この時すでに死後60年たっていたから驚きである。

以後、世界のあちこちに保存されたザビエルの遺体のパーツ、おおよその所在は以下の通りだ。
右手……ローマ「ジェズ教会」/指……スペイン・ナバラ地方「ザビエル城」/耳、毛……ポルトガル・リスボン/歯……ポルトガル・ポルト/右上腕骨……中国・マカオ「聖ヨセフ教会」/胸骨……日本「東京カテドラル聖マリア大聖堂」/皮膚……日本「大分トラピスト修道院」
 
その遺体に接した人は苦しみから解放されるともいわれているフランシスコ・ザビエル。インドまで行くのは無理という人でも国内ならその奇跡に出会えるかも……? でも、宝くじを当てて、なんてお願いは聞いてくれないと思うぞ!

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