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緊急告発 アナタの会話を誰かが聞いている盗聴列島ニッポン戦慄実態 vol.01

[週刊大衆01月27日号]

「先日も某テレビ局の取材で、盗聴電波を受信する機器を付けた車で新宿界隈を流したところ、あっという間に25カ所で電波をキャッチしました。一方で、ウチは盗聴器発見専門なのに、何を勘違いしたのか、"盗聴器を仕掛けてくれませんか!?"という電話が多いときは月に60~70件はあります」

こんな驚きの話をしてくれたのは、盗聴器発見のスペシャリスト、岡田久信氏だ。
岡田氏は、「盗聴Gメンフューチャーセキュリティ」(東京都中央区)のCEOとして日々、姿を隠しコッソリ聞き耳を立てる盗聴器を見つけ出している。

いまや国内の盗聴マニアは200万人、盗聴被害者は1000万人以上ともいわれる"盗聴大国ニッポン"。
他人の会話を盗み聞きするその卑劣な魔の手は、一般家庭にも伸びてきているという。
「一般家庭に盗聴器を仕掛けるケースの半分は、身内やストーカーによるものです。身内の場合は"パートナーが浮気していないか"といった動機が大半です。ただ、なかには子供への虐待を疑うケースもあります。一方、ストーカーの場合は、好意を抱いた相手のことを知りたいという、ゆがんだ欲望ですね」(前出・岡田氏=カッコ内、以下同)

岡田氏に具体的な被害実例を挙げてもらった。

(1)40代の夫が、妻の浮気を疑ったのが事の始まり。夫は、リビングに置かれたテレビの裏に位置するコンセントに盗聴器を仕掛けた。
「この件が記憶に残っているのは、ご主人の反応が印象深かったからです。私がいる前で、奥さんが旦那さんに"盗聴器、仕掛けたよね!?"と問い質したら、"玄関先に(盗聴器が)落ちていたんで、もったいないから使った"。もう、しどろもどろでしたね(笑)」
結局、最後は自白したという。

(2)被害者は20代のOL。一人暮らしの部屋を調べると、クーラーのコンセントパネルの中と、脱衣所のコンセントの2カ所から盗聴器が発見された。
「犯人は同じ会社の上司である40代男性でした。何も話していないのに、なぜか、その上司はカゼを引いていたことを知っていて気遣いの言葉をかけてきたそうです。時を同じくして、自宅マンション前に不審な車両を見かけるようになり、ご依頼をいただきました。部屋からは2つの盗聴器が発見されたので、近くで音を拾っているはずだと張っていたら、例の不審な車両が現れた。駆けつけると、中で、その上司がイヤホンを着けて何かを聞いていたんです」

なぜ、家族でもない上司が彼女の自宅に入り込み、盗聴器を仕掛けられたのか。
どうやら会社で彼女のカギを盗み、合カギを作っていたためと見られる。
「盗聴器を自宅に仕掛ける場合、狙う場所としてはリビング、寝室と並び、最近はトイレが急増しています。携帯電話が普及した現在、個室であるトイレで秘密の会話をすることが多いからです」

そのほかにも、単身赴任中の夫から仕送り額が減ったことを怪しんだ妻が、あるいは風俗嬢の自宅にストーカー化した客が、また、所属タレントの私生活を管理するために芸能プロダクションがと、さまざまな理由で盗聴器が仕掛けられていたという。
「水商売で働く女性からは"最近、○○さんとケンカしたでしょう"とか、"同伴がうまくいってないんじゃないの?"などと、客が知り得ないはずの話を何度もされ、何かおかしいと依頼をいただきました。それで、調べてみたら、そのときは自宅室内ではなく、客からプレゼントされたブーツの底に仕込まれていました」

また、数は一般家庭より少ないものの、オフィスにも"盗み聞き"の魔の手は伸びている。
「年間を通じて盗聴器が発見される割合は、一般家庭7:オフィス3程度ですが、決算期や株主総会の時期に限ると比率が逆転します」

ある外資系企業の外国人役員からは、会社から与えられた個室の調査依頼を受けたという。
「特に、人事やM&A(企業合併)などにおいて激しい情報戦が行われるアメリカやフランスの方は敏感ですね。日本に赴任して来るとまず初めに調べ、その後も、定期的に依頼をいただくことが多い。それも個人的に依頼し、我々がチェックに出向く際"知り合いのフリをして来てくれ"という念の入れようです」

ほかにも、会社のカネを横領した不届き者が、自分が疑われていないか、また、リストラ対象になっていないか掴もうとしてオフィスに仕掛けたと思われるケースがあったという。

さらに病院からの依頼も少なくないそうで、「医療トラブル、病院買収、院長選挙など、やはり盗聴器を仕掛けられる動機が多いからでしょうか」

このように、多くの人々の意図が複雑に絡み合うオフィスでの注意点を、岡田氏はこう話す。
「オフィスの場合、たとえ盗聴器を1個発見しても、それはカモフラージュ用でほかの場所に取り付けられているケースも多いので、安心しないでください」

さらに、街の思わぬ場所にも盗聴器は潜んでいる。
「ラブホテルは昔から盗聴器がかなり仕掛けられている場所です。最近だと、葛飾区のとある街のラブホが狙われているようで、私も盗聴電波をずいぶん捉えています」

そして、二次被害も。
「一人のマニアが仕掛けると、それを知った他のマニアが便乗で盗聴し、さらに録音された音源がネットに流れることもあります。しかも、最近は併せて盗撮も簡単にできる。自分は狙われる動機がない、なんて理屈が通用しない時代です」

01月25日公開のvol.02に続く・・・。

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