日刊大衆TOP 社会

筧千佐子容疑者に翻弄された被害者たちの知られざる深層

[週刊大衆12月15日号]

連日のように世間に衝撃を与えている京都の連続保険金毒殺事件。全国紙社会部記者が概要を説明する。
「昨年12月に筧(かけひ)勇夫さん(75=当時)が死亡したのですが、司法解剖すると、体内から青酸化合物が検出されました。妻の千佐子容疑者(67)の過去の夫や交際相手が20年間で5人も死亡していることを知った京都府警が、そのうちの保存されていた1人の血液を調べると、またも青酸化合物が出ました。千佐子容疑者が殺害に深く関与しているとして、11月19日に逮捕しました」

不可解さは、これだけにとどまらない。
「亡くなった全員が60~70代の高齢者で、結婚相談所に登録、ここで千佐子容疑者と知りあったとされています。その保険金の受取人が千佐子容疑者で、これまで受け取った総額は10億円とも20億円とも言われているほか、捜査当局では、さらに10人以上の被害男性がいると見ています」(前同)

千佐子容疑者とは、どのような人物なのか――。本誌記者が現地で話を聞くと、その素顔の一端に迫ることができた。
殺された勇夫さんは、京都府向日市で、40年ほど、妻、娘と3人で暮らしていたが、2人は相次いで病死してしまった。近所の人が言う。
「独り身になった勇夫さんはどうしても再婚したいと、結婚相談所に申し込んでいました。そこにやってきたのがあの女(千佐子容疑者)。実は、勇夫さんは内縁関係にあった女性と7年近くも一緒に住んでいたのに、急に彼女を追いだして、突如、あの女と入籍したんです。その翌月に勇夫さんが変死してしまったのですが、救急隊員が来て延命措置をしているのに、あの女は涼しい顔をして横にボ~ッと突っ立っていたんですよ」

同様に、6年前に大阪府松原市で変死した、3番目の夫のYさん(75=当時)の周辺の人からの評判も、良いものではなかった。
「土地持ちの兼業農家だったYさんは、古希を過ぎて結婚相談所に登録。直後にやってきたのがあの女です。亡くなる前日のYさんは元気に農作業していたのに、当日、急に家の土間で倒れて亡くなったんです。そのうっけつ顔は真っ赤に鬱血していて、地元のお坊さんも"あんな血色のいい死に顔は見たことがない"と……」
これは、青酸化合物で死んだ人に特徴的なのだとか。
「通夜の遺影が、結婚のためにタキシードを着た写真で、親戚は、二人が結婚していることをそこで初めて知りました。結局、彼女は2億円近い遺産を受け取ると、音信不通に」(前同)

関係者が誰もが不審がる千佐子容疑者の素顔。彼女は被害者たちの心の何をつかんでいたのだろうか。

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.