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離婚弁護士が語る「別れる熟年夫婦」危ない10大兆候

[週刊大衆12月22日号]

人生80年時代を迎えた今、"最後の伴侶"を求める中高年・熟年世代の婚活が活発化しているという。
そうした流れに冷水を浴びせたのが、先月19日、4番目の夫を殺害した容疑で京都府警に逮捕された筧(かけひ)千佐子容疑者(67)の一件だ。
筧容疑者の周辺では夫や交際相手など、少なくとも6人の男性が不審な死を遂げているが、"犠牲者"の多くは結婚相談所を通じて彼女と知り合っていた。
一方、妻から突然、三行半(みくだりはん)を突きつけられる夫も増加中。他人事ではないシニア世代の婚活と離婚の実態とは!?


まずは、「わが身に降りかかると地獄」の熟年離婚の危ない兆候から……。
「夫婦喧嘩もいっぱいしたけれど、いまさら離婚なんて、ありえない」
そんなふうに思っているシニア世代の亭主族は多いハズだ。
結婚生活も25年以上になり、そろそろ定年退職も視野に入ってきた。退職したら妻と旅行にでも出かけ、遅ればせながら女房孝行の真似事でも――そう考えているアナタは、認識が甘すぎるかもしれない。

「近年、増えている熟年離婚は、妻が夫に離婚を求めるケースがほとんどです。にもかかわらず、夫は、そのときになるまで妻の気持ちがまったく読めていない。そのため、妻からの突然の離婚の申し入れに慌てふためいてしまうんです」
こう解説するのは、離婚裁判や調停を数多く手がけてきた田村勇人弁護士。
だが、田村弁護士によれば、離婚する熟年夫婦には事前に危険な兆候が現れるという。転ばぬ先の杖、自分に当てはまる点はないか、さっそく以下の10項目をチェックしてみよう。


兆候その1は"年収の高さにあぐらをかいている夫ほど危ない"。
「たとえば、年収1000万円を超えるような高額所得者は、えてして妻に対して"オレは、これだけ稼いでるんだ。文句あるか!"という高圧的な態度を取りがちなものなんです。もちろん、夫の現役時代は妻も高収入に感謝してはいるんですが、夫が定年を迎え、退職金が出た段階で妻からすれば、夫はお役御免になってしまう。"金を稼いでいるんだから感謝しろ"といった態度で、妻にねぎらいの言葉ひとつかけなかった夫は家に金を運んでこなくなった瞬間、捨てられる可能性があることを知っておくべきですね」(田村弁護士=以下同)
この点に関しては、夫の収入の少ない夫婦のほうが、むしろ夫婦仲は悪くない傾向があるそうだ。
「要は、夫が妻ときちんと向き合ってきたかどうかということ。"高収入だから我慢しよう"と長年、言いたいことを言えずにきた妻ほど、積もりに積もった不満や怒りを爆発させることがあるんです」
適度な口喧嘩は、夫婦間のコミュニケーションという意味では有益なんだとか。

兆候その2は"犬や猫などのペットを飼っていない"。ペットはかわいいだけでなく、夫婦間のコミュニケーションを維持するための有効なツールだという。
「ペットが介在することで夫婦間のぎくしゃくした空気が緩和されることは、ペットを飼っている人の誰もが経験しているはず。ペットと話すだけでも癒されますし、パートナーに言いたいことをペットを挟んで間接的に伝えることもできる。犬か猫かで言えば、散歩に連れて行くなどの手間がかかる分、犬のほうがオススメでしょうね」

兆候その3は"子どもがすでに自立している"。
昔から"子はかすがい"というように、子どもの存在が夫婦をつなぎ止めていることはままある。逆に言えば、子どもが親離れし、自立してしまえば、無理して夫婦でいる必要もなくなってしまうわけだ。
「すでに愛情はなくなっていても"息子や娘が結婚する前に親が離婚してはかわいそう"という思いから、離婚を踏み止まっている熟年夫婦は非常に多いです」

兆候その4は"夫が自分の身の回りのことをまったくできない"。
かつては"濡れ落ち葉離婚"などと言われたが、定年後、夫が家にいることほど、妻にとってストレスになることはないのだそうだ。
会社勤めをしていた頃は、夫は朝早く家を出て、深夜に帰宅。週末もゴルフだなんだと忙しく、顔を合わさなかったのに、定年後は家でゴロゴロ。そんな夫でも朝昼晩と三食用意しなければならない。「それが何よりも苦痛」という妻は決して少なくないのだ。
「夫の現役時代に、妻は妻なりの生活パターンを確立していたわけです。友人と買い物をしたり、お茶をしたり、自分のペースで生活をエンジョイできていた。それなのに、夫の定年後、何もできない夫の世話のために妻はより忙しくなる。妻にとって、これほどストレスフルなことはない。自分のことは最低限、自分でできるようにしておかないと、奥さんがキレても不思議はありません」

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