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【幕末女傑烈伝】井伊直弼の愛人&スパイとして暗躍・村山たか

2015年NHK大河ドラマ「花燃ゆ」のヒロインで、吉田松陰の妹・杉文。文はいま、激動の時代をしたたかに生き抜いた女性として注目されているが、彼女の他にも、幕末から明治維新にかけて逞しく生きた女傑たちがいる! 今回は、村山たかの波瀾万丈ヒストリーを追う!!


村山たか(1809~1876年)は彦根の寺の娘に生まれた。幼少より和歌、三味線、茶道、華道を学び、18歳で彦根藩主・井伊直亮の侍女となるが、20歳で京都に出て、祇園で芸妓となった。

金閣寺の僧に身請けされ、男児・帯刀を生んだ。その後、彦根に戻り、6歳下の井伊直弼と知り合い、愛人になる。直弼は部屋住みの身だったが、藩主の跡継ぎに決まっていた兄が1846年に急死したため、直弼が藩主を継ぐことになり、江戸藩邸に呼ばれた。

たかと直弼は別れざるを得なくなったが、今度は直弼の家来・長野主膳の妾となる。

1850年(嘉永3)に直弼は彦根藩主となり、幕政にも参加。世の中は、開国派や尊王攘夷派が入り乱れ争っていた。直弼は長野主膳に命じて、京都の志士たちの動向を探らせた。主膳の手足となって動いたのが、たかだったのである。その情報は直弼に送られ、安政の大獄の判断材料の一つとなった。

1862年に直弼が桜田門外で暗殺されると、主膳と、たかの息子・帯刀は反直弼派に捕まり、斬首。彼女は三条河原で柱に縛りつけられ、3日3晩飲まず食わずの晒し者に。その後、尼僧に助けられ、京都の金福寺で余生を送った。男のためなら危険をかえりみない、しぶとくて強い女性の手本だ。

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