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命脈尽きた小沢の「寂しきお正月」…

[週刊大衆1月7日・14日合併号]

「おたくの社は行くの?」
「どうしようかな。来るのは落選議員ばっかだろう」

年の瀬に新聞記者同士がこんな会話をしている。正月の小沢一郎邸の取材のことである。正月の小沢邸といえば、かつての田中角栄邸ほどではないが、政界では最も訪問客が多い。

側近たちが年始に大勢集まり、1階の大広間が満杯になり、2階にまで溢れる賑わい。その席順が小沢グループの序列となり、新聞記者の重要な情報となる。
「政権交代した3年前は、小沢派だけでなく、菅直人氏から蓮舫さんまで来た。あまりにも希望者が多かったので、午前と午後の部に分けての宴会でした。文字どおり、小沢氏にとって天下を取ったわが世の春だったんです」(全国紙記者)

それが、いまでは衆院議員9人のみの弱小政党の"一兵卒"だ。衆院選の直前、「国民の生活が第一」を解党して、嘉田滋賀県知事を担いで「日本未来の党」を立ち上げたものの、自民党旋風と第三極ブームに埋没して惨敗してしまった。
「完全に選挙戦略を間違えた。当選の可能性がある候補を絞ればいいのに、無理して121人も立てた。しかも、小沢さんを裏切った民主党候補の前職に刺客を立て、落とそうとした。短期間で落下傘候補が当選するはずもなく全員討死。比例復活もできませんでした。小沢さんは政党の勢いがあるときのみに通用する選挙戦略で、当選する可能性のある候補も落としてしまったんです」(政界関係者)

代表の嘉田さんとの関係も微妙になってきた。小沢さんは嘉田さんの人気を期待し、嘉田さんは小沢さんの組織力を頼りにしていた。それが双方とも当てがはずれたため、疑心暗鬼になっているという。嘉田さんは7月の参院選に出馬する予定だが、一方、「小沢氏は鹿野道彦氏ら、民主党の落選組を再組織して党勢拡大を狙っているらしいが、彼らとて一度は小沢氏に煮え湯を飲まされています。次期衆院選まで最長4年あるので、党の資金も必要ですしね」(前同)

この正月、小沢氏は妻のいない豪邸で、最後の政治戦略を練るらしい。

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