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総力特集 アジア情勢大分析!中国没落で日本がNo.1に返り咲く! vol.3

[週刊大衆1月21日号]

「わが国の電池素材技術は世界一といって過言ではありません。携帯電話やノートパソコンなどのモバイル機器に欠かせないリチウムイオン電池は、1991年にソニーが世界で初めて実用化に成功したんです」(経済産業省詰め記者)

そのため、長い間、民生用リチウム電池市場の約半分をソニーなどの日の丸メーカーが押さえていた。ところが、11年にサムスン、LG系の韓国企業が約40%のシェアを獲得。日本は約35%と逆転された。
「技術力で抜かれたわけではありません。韓国勢が強いのは、性能や品質では劣るものの、価格面で安いからです」(前同)

わが国の根幹をなす自動車業界も同様で、韓国のみならず、中国までもが世界シェアを増やしている。その理由は低い価格。しかし、今後、世界の主流になりつつあるハイブリット車(HV)や電気自動車(EV)分野では、日本の独壇場といっていい。
「容量が格段に大きい自動車用の電池では、発熱性や寿命特性などで技術差が大きく出ます。いまはエコカーのシェアは1%程度に過ぎませんが、数年内に、その市場規模は1兆円を超えると予測できます。わが国のメーカーは、モバイル機器で奪われたぶんを取り返せるでしょう」(同)

いわば、「大容量の電池を制す者が、世界を制す」という状況なのである。

経済ジャーナリストの舘澤貢次氏が語る。
「電池は4つの主要素材から成りますが、その分野で日本のメーカーの過去の蓄積は世界一といっていい。仮に今後、リチウムイオンに替わる電池が車の主流になるとしても、技術の基礎があってこそできるもの。わが国の技術力に、IPS細胞でノーベル賞を取った山中伸弥教授のような独創的な発想力が加われば、素晴らしい電池ができることでしょう」

エコカー普及にはインフラの整備が必要だが、現段階では充電に何十分もかってしまう。だが、ガソリン(電池)スタンドで、カラのバッテリーを充電済みの電池パックと交換できるようにすれば、利便性は一挙に上がる……。

そんな発想の転換が加われば、世界はさらに大きく変わることだろう。

1月19日公開のvol.4に続く・・・。

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