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中国人民解放軍230万人軍団「驚愕ハリボテ実態」 vol.1

[週刊大衆2月4日号]

尖閣諸島を巡る日中間の緊張が、日増しに高まっている。
去る11日には尖閣諸島周辺に中国機が接近したため、自衛隊の戦闘機F-15が2機、那覇基地から緊急発進。中国側は「この自衛隊の動きを受けて戦闘機J-10(殲10)2機を緊急発進させた」とし、日中の戦闘機2機同士が、あわや尖閣諸島周辺で空中戦を演じる寸前だったという。

その3日後には、自衛隊の空挺団が千葉県の演習場でパラシュート降下の実地演習を行なっている。
「彼らは中国人民解放軍が尖閣に上陸した際、それを奪い返す能力を持つといわれています。また、政府は尖閣の警戒監視を強化するため、自衛隊の戦闘機部隊を沖縄本島より西の先島諸島に配備する検討に入っています」(防衛省関係者)

まさに一触即発の状況が続くが、仮に日中の軍事衝突が現実となったら、日本は中国の"侵略"に立ち向かえるのだろうか。

中国は経済成長とともに毎年、巨額の軍事費を投入し、その額は、この5年で倍増。世界有数の軍事大国となった。昨年8月には『ニューズウイーク』誌も、〈中国の軍拡が東アジアの安全保障に重大な影響を及ぼす〉と指摘している。

人民解放軍(中国軍)全体の兵員数は230万人と目され、いまやアメリカを抜いて世界最大。日本の10倍という数に達した。また、艦艇数も1090隻を数え、日本のおよそ8倍。このほか、航空機も日本の約5倍の作戦機数を持ち、日中の"兵力差"は拡大している。

ところが、軍事ジャーナリストの井上和彦氏によると、その数字は、実際の兵力を示しているわけではないという。
「中国軍が侮れない存在になってきたのは事実です。ただし、いま日中開戦となったら、まだまだ日本は軍事的優位性を保てます」

5倍から10倍の兵力差がありながら、なぜ日本が優位なのか。
「それは、ひとえに中国が"パクリ国家"だからです。装備(兵器)が充実しているように見えても、中身が伴わないのであれば意味がない。基礎工業力のない中国としては、他国製の完成品をいったんバラバラに解体し、そこから模倣しつつ組み立てていくしかないからです」(前同)

すでに中国は冷戦時代から、旧ソ連の技術を導入して、兵器を続々とコピーしてきた。正式にライセンス契約を結び、技術供与してもらうのならまだしも、堂々と"海賊版"を作るという厚かましさだ。
「中国が国産だと主張する兵器の中には、実はロシア製のパクリだったというケースもあります。それでロシアが技術流出を恐れてヘソを曲げると、今度はウクライナからロシア製戦闘機(Su-33)の試作機を調達する節操のなさですからね」(日本の兵器メーカー関係者)

中国が"国産"の戦闘機と称するJ-15も、このようにロシア製Su-33の試作機を調達してコピーしたものだといわれる。中国はJ-15を、空母・遼寧の艦載機として使う予定だが、艦載機もコピーなら、それを載せる母艦はまさに"プラモデル"。中国初といいつつも、遼寧の船体は、もともと旧ソ連で設計されたもの。それをウクライナから購入し、エンジンや大砲、レーダーなどを自前で装備したのだ。

軍事評論家の神浦元彰氏は、ここに中国軍の弱点が凝縮されていると指摘する。
「遼寧のエンジンは重く、出力も低い。このため速度は20ノット出るか出ないか。空母から戦闘機が飛び立つ場合、向かい風に逆らって離艦することもあるが、20ノットの速度では離艦すら難しいでしょう。

また、逆に着艦する場合、甲板上に設置したフックに戦闘機を誘導し、これに引っ掛ける形で静止させます。しかし、そのフックの提供をロシアが拒否したため、中国製になった。1~2回なら着艦できても、連続使用した場合の耐久性はまったくの未知数です」

これが艦艇数で世界一となった中国海軍、しかも、その象徴ともいうべき空母の実力だ。

つまり、見た目は最新鋭の装備に見えても、中身はスカスカ。中国人民解放軍の兵器は"ハリボテ"というわけだ。
「コピーは所詮、コピーです。いくら見た目はソックリでも、特殊な部品や加工技術などは代替品を使わざるを得ない。コピーには限界があります」(前出・兵器メーカー関係者)

中国海軍は、弾道ミサイルを発射できる原子力潜水艦や一般動力潜水艦など、日本のほぼ4倍近い潜水艦を保有している。だが、元航空幕僚長の田母神俊雄氏は、こんな指摘をする。
「中国の潜水艦は、潜航時に発する音が大きく、居場所がバレてしまう代物です。潜水艦は自分の位置を敵に知られたら、それで終わり。ドラム(太鼓)を叩きながら潜航しているような中国の潜水艦など、恐れる必要はまったくありません」

一方、中国の空軍力はどうだろう。アメリカや日本の主力戦闘機F-15に対抗して製造したJ-10、J-11に加えて、中国軍は第5世代といわれるステルス戦闘機J-20を投入。その後継機となるJ-31も開発中だ。

軍事ライターの古是三春氏が語る。
「以前、実際のJ-20を見る機会がありました。そのとき、おやっと感じたのは、噴射口でした。この手の戦闘機はステルス性を重視するため、どうしても小型で高出力のエンジンが求められます。しかし、J-20の場合、噴射口が小さく、とても高出力のエンジンを搭載しているとは思えなかったんです」

1月31日公開のvol.2に続く・・・。

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