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教員にあるまじき行動?「盗撮カメラ」を校長と教頭が隠蔽!?

例えば、である。小学校の女性職員用更衣室に、盗撮カメラとみられる不審物が見つかったとする。学校側は、このカメラを即時警察に証拠品として提出。徹底的に犯人探しをして児童や職員の安全と安心を追求するだろう。だが、そんな証拠品を、その学校の校長と教頭が、勝手に破棄してしまったらどうだろう。これは異常としか言いようがない。だが、昨年7月、実際にそんな事件が起こっていたのだ。

夏休みの始まった2014年7月25日。休み中の児童のプール利用に、女性教諭ふたりが付き添っていた。もちろん女性教諭は児童と同様、水着になってプールサイドに待機する。ふたりが付き添いを終え、更衣室に戻って水着を脱ごうとしたとき、ひとりの女教師が床に奇妙なものを発見した。小さな黒い名刺大の箱で、携帯電話に付いているようなレンズが付いている。「これは盗撮機械に違いない」そう直感した女教師は、事情を説明し、その機材を即日教頭(47)に手渡した。教頭は神妙な面持ちで、
「調べてみよう」
と言ったきりだったという。

教頭はその日のうちに校長(58)に報告すると、校長から意外な言葉が返ってきた。
「これは明らかに盗撮機器だ。だが、小学校内で犯人探しはしたくない。君が実害がないと判断したら、君の一存で処分してほしい」

教頭はこの「指令」を受け、この重要な証拠品を自己判断で自宅に持ち帰り、自宅のパソコンに接続して記録などを調べたという。これだけでも、証拠隠滅の疑いを掛けられても文句の言えない行為だ。

教頭は翌26日、「機器には何も映像はなく、実害はなかった」などと校長に報告したが、「こんな汚らわしいものは見たくもない」と校長は再び対応を拒んだため、教頭はこの不審物を、なんとハンマーでたたき割って捨ててしまったのだ。なぜこんなことをしたのだろうか。たとえ校長に対応を拒否されたとしても、証拠品をそのまま警察に提出し、被害届は出すべきだろう。

9月になってもこの盗撮事件になんの動きもないことに、女教師ふたりは不審に思い、同僚に相談したところ校内で問題化。問題の沈静化がはかれないとわかった校長が大阪府警に相談したのは事件から1カ月以上経った9月4日だったが、その後府警から学校側には「証拠品がなく立件困難」との通告がなされたという。

だが、同じく報告を受けていた市教委は独自の調査を進め、結局、今年1月29日付で、教頭と校長は懲戒処分となった。男性教頭は停職2カ月、男性校長は停職1カ月。同大阪市立小学校には、2月1日付で、別の教頭が着任。校長については「校務に支障を来す」として処分時期をずらし、現在も同大阪市立小学校に勤務しているという。

市教委の調べに対し、教頭は「校長が、このことをなかったことにしたがっていると思った」と話しているとし、校長は「頭が真っ白になり、自分の役割から逃げてしまった」と説明しているという。だが、ふたりとも「不審物を置いたのは自分ではない」と容疑を否認している。

証拠品をわざわざ自宅に持ち帰り、そして破壊してしまうという異常な行為をした教頭。それを間接的に命令したともいえる校長。校長が盗撮犯で、それを察知した教頭が校長をかばうために証拠を隠滅したか、もしくは共犯かのどちらかだと疑われても仕方がない行為だ。

昨今、LINEなどのアプリで教職員と生徒の間でわいせつ行為が横行して問題化しているが、教員を指導する立場の校長や教頭がこのような不信を招く行為をしていては、いつまでたっても教育現場から性の不祥事がなくなることはないだろう。

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