日刊大衆TOP 社会

“ポスト野田”擁立で大激突! 怨念20年 小沢一郎VS仙石由人「最終決戦」舞台裏 vol.2

[週刊大衆06月11日号]

その枝野経産相は首相の座を意識したのか、優柔不断な野田首相を押しのけたかのような気負い発言も。
「“原発再稼働の理解が得られなければ、今夏もまた(昨夏同様)厳しい計画停電を余儀なくされる”と国民を恫喝。はたまた、“原発停止が続けば、来夏(電気料金は)10%値上げになる”など、まるで国家を背負っているかの如き発言の連発です」(前出・民主党中堅議員)

一方の細野環境相は
「もともと、彼は京大で前原氏と先輩後輩の親しい間柄でした。ですが、ここ数年、小沢氏に急接近。党内でメキメキと頭角を現わしてきました」(前出・ベテラン政治記者)

この小沢、細野両氏の“馴れ初め”は、05年に遡る。
先輩・前原氏が“永田偽メール事件”で失脚後、代表の座に就いた小沢氏の下、党役員室長を務めたのがキッカケだった。
「以後、09年には政権与党の幹事長となった小沢氏の直属の部下、副幹事長に。同時に党組織委員長、企業団体対策委員長も兼務。民主党の支持団体の窓口役といった重要役職を一手に引き受け、小沢氏の信頼を得ていきました」(前同)
10年9月の民主党代表選では、早々と小沢支持まで表明した。
「小沢氏は現在、昇り龍の橋下徹大阪市長より1歳若くてハンサムな細野氏を、“選挙の顔になれる人物”だと高く買っています。細野氏も、小沢氏と、そのグループのバックアップが得られれば、一大勢力を確保できるばかりか、“大物”としての将来も約束されると、ソロバンを弾いているといいます」(同)

政治ジャーナリストの安積明子氏がいう。
「まあ、小沢さんは、例の裁判で控訴されて自由に動けない身。消去法で分身を探すと、細野さんになったということでしょう。仙谷さんにしても、枝野さんは東電問題でケチがついているし、前原さんは外国人献金問題が未解決。お互いにパッとした人材がいないというのが、本当のところだと思いますよ」

一方、9月の代表選では、この2人の思惑どおりにいかず、“どじょうの反撃”があるとの見方もある。
「野田さんは消費税増税法案のために、年末まで国会を延長するかもしれません。そうなれば、代表選などやっている暇はない。つまり、野田さんが代表に無投票で再選されることになる。そうなれば、小沢さん、仙谷さんの暗躍の場はありません」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

仮に角谷氏がいうにように野田体制が続けば、そのまま衆参とも任期切れで来夏にW選挙となる。
「そうなれば、民主党壊滅は免れないでしょうね」(前出・安積氏)

繰り広げられる“最高権力”を巡る水面下の暗闘。
そこに、国民の悲痛な叫びは届かない-。

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.