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世界の軍隊が驚愕した自衛隊「NO.1武勇伝」 vol.1

[週刊大衆06月18日号]

「命を懸けて国を守る」ことを使命とし、日夜、超人的訓練を続ける男たちがいる。
彼らの実力は、世界にも轟いているのだ!

「あの記事を載せた真意はなんだったのか。本当に理解に苦しみますよ」
そう語るのは、ある自衛隊OB。
記事のタイトルは、「国際射撃大会でブービー賞だった自衛隊精鋭部隊」。
掲載されたのは、『週刊文春』5月24日発売号だ。

その内容は
「5月3日~18日に行なわれた豪州での国際射撃大会に、精強をもって鳴る陸上自衛隊第1空挺団が参加。その結果はなんと15カ国中14位のブービー。この報を聞いた防衛省幹部は凄まじい衝撃を受けた-」
というもの。
ところが、この記事、かなり事実と異なる部分があるようなのだ。

防衛省関係者が潔く、
「14位という結果は事実。我々も軍人ですから、言い訳はしたくありません」
と前置きして、一連の経緯を説明する。
「同大会の競技は、火器、射程距離、撃ち方をそれぞれ変えて行なわれ、その個人と国別の成績を出す、という形でした。今回、自衛隊が持っていった火器は、89式小銃と拳銃、機関銃で、その射程距離を超えた競技もありました」

具体的にどういうことかというと
「他国は4倍から6倍のスコープを装備した狙撃銃(スナイパーライフル)で標的をはっきり認識して撃つのに対し、自衛隊は89式小銃(突撃小銃=アサルトライフル)で、射程外の450メートルも先の標的を、しかも肉眼で撃ったんです」(専門誌記者)

軍事ジャーナリストの井上和彦氏も、こう語る。
「狙撃銃と89式小銃とはスポーツカーと自家用車ほどの差があり、比較するに値しません。第1空挺団は、敵の占領地域に落下傘で舞い降りて、一気に敵を制圧する部隊。自衛隊にも五輪に出場するエアライフルの選手が大勢いますし、彼らを国際大会に出せば、間違いなく優勝しますよ」

そもそも、この大会競技には、「平素の訓練を超える内容でも積極的に経験を積む、という意図で参加した」(前出・防衛省関係者)という第1空挺団。
「特段、順位にはこだわっていないので、今回の結果について、現地でもこちらでも、衝撃を受けたり、士気が下がるということはありませんね」(前同)

はて、週刊文春サン、誰が衝撃を受けてたって?

「今回の大会で、自衛隊に対する評価が下がるということは、まずありません。世界の軍事関係者の間でその練度の高さは、語り草になっているんです」(軍事カメラマン)
その好例が、アメリカ・ワシントン州にあるヤキマ演習場でのエピソードだ。
かの地では、米軍とその友軍が戦車、砲兵を用いて陸上演習を行なう。
陸自も継続的に演習に参加しているが、その際、陸自の特科(砲兵)部隊が神がかった命中精度を見せつけ、米軍幹部を驚かせた。
彼はあまりの成果に、「演習用に一部隊だけ精強にしても意味がない。全部隊に平均的な練度を与えることこそ肝要だ」と、陸自幹部に嫌味をいったという。
しかし、「ヤキマ演習には全国の特科隊が順番に参加する。当該の部隊も特殊部隊ではなく、その年、たまたま参加した通常部隊でした」(陸自関係者)というのが、真相だった。

「2010年に米陸軍の突撃部隊“ストライカー旅団”と自衛隊の合同演習を取材したときのことです」
と語るのは、各国の軍隊を取材してきたフォトジャーナリストの笹川英夫氏。
「陸自の第6師団第22普通科連隊が、米軍施設で市街地戦闘訓練を行ないました。それを見学していた在日米軍司令官のワシンスキー中将(当時)が、感嘆の声を上げたんです。“自衛隊は真面目で、技術の習得が驚異的に早い”と。訓練後の訓示の際には、自衛官の肩を一人ひとり叩きながら激励。米軍司令官のこうした振る舞いは、極めて異例です」

また、日米共同訓練を取材した前出の井上氏も、次のようにいう。
「米兵は屋内に立てこもるゲリラを仕留めるため、物凄くドでかい声を出し、汚い言葉を連呼し、引きずり出して制圧します。それに対し、自衛隊は声を一切出さず、いわゆる手信号だけで“俺が援護する”といったコミュニケーションを取りながら、最小限の動きと行動で突入して、敵を制圧する。私には、それがカウボーイと忍者の違いに見えましたね」

自衛隊の中でも最強の部隊とされるのが、今回の射撃大会にも参加した第1空挺団。
傭兵として世界各地の戦場で活躍してきた自衛隊出身の高部正樹氏が証言する。
「僕は航空自衛隊のパイロット候補生で、2年間、落下傘教育を受け、その一環として2週間ほど空挺団の訓練に行きました。とにかく彼らは体の筋肉の質が違う。陸上選手のようにしなやかなんです。“自分たちは精鋭だ”という意識を持ち、他者を寄せつけないような、自信とプライドを物凄く感じましたね」

06月15日公開のvol.2に続く・・・。

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